Web漫画のアニメ化、RELiFEの全回一挙放送を通しで見られた。
大まかなあらすじは、大学を二浪して大学院前期課程で修了した男海崎が就職するも先輩の自殺でショックを受け退職して以来27歳になってニートを続けている。そんなある日薬を飲んで高校生をもう一年やり直して更正してみませんかと言われ、本人も承諾する。春からは進学校の三年に編入した海崎だったが、全く授業にも試験にも付いていけない。しかし年の功でクラス内でのポジションを確かに掴んでいく。そして委員長の大神、日代や狩生らの信頼を得ていく。
9話はちょうど玉来と狩生がけんかをして日代が仲を取り持とうとしているシーンまでだった。玉来と日代の会話を朝地に連れられてきた狩生が部屋の外で聞いているところだ。脚本家が横手から交替したこともあり、しばらくは停滞する回数であり、あまり面白くなさそうだ。
10話から13話まで狩生と玉来の仲直り、海崎の先輩の墓参、夏休み花火大会での大神の狩生への告白と続く。13話で盛り返したが、思った通り11話まではかなり低調だった。墓参の辺りを見ていると、原作者に社会人経験があまりないように感じられる。
それより声優の顔ぶれを見たい。全く空気の読めないヒロイン日代は茅野愛衣が演ずる。最近、茅野は人気作に必ず出てくる。当たり年だな。酒が飲めるというのが良い営業力になっているのだろう。
サブヒロインは戸松遥だが、重要な脇役に上田麗奈がいる。以前だったらここは花澤香菜のポジションだが、今やうえしゃまがキープしている。まだ総合的演技力では花澤に敵わないが、コスト的に使い勝手が良いのだろう。
この作品は27歳のおじさんをターゲットにしているからさほど人気が出るとは思えないが、日代と海崎の関係がどうなるかだけは気になる。
私だったら秋の文化祭が終わったらあまり引っ張らず、さっさと卒業させて、一旦記憶を消去してある日どこかで再会する流れに持っていくだろう。