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名作アニメ

「四月は君の嘘」第18話「心重ねる」

もちろん第1話から見て欲しいが、最終回(第22話)まで見てしまうと悲しくなる。まだヒロインがファイティングポーズを取っている第18話程度で一旦止めることをおすすめする。
この話は主人公の公生は病気で生きる気力を失っているかをりを元気づけるため、無理を言って名門胡桃ヶ丘中学校学園祭に客演し弟子の凪とチャイコフスキー「眠れる森の美女」の連弾に挑戦する。初めはバレエ音楽らしくスローでスタートした凪だったが、途中から公生は聞こえてくる耳障りな音を一切消して自分のペースとボリュームで弾き始める。凪は慌てるが、このコンサートでの主役はあくまで自分である。「上等!」と公生の挑戦を受けテンポとボリュームを上げる。主旋律が公正に移っても凪は必死に合わせてくる。曲が終わったとき、会場はアクロバティックな演奏を聴かせてもらった喜びで喝采の嵐だった。楽屋に戻ってはじめて凪は公生に自分が相座武士の妹だと明かすが、兄にはそれまでの有馬公生と違う刺激的な演奏だったようで捨て台詞を言って部屋を飛び出す。それこそが妹が兄に伝えたかったことだった。病院ではかをりが公生の演奏に触発されて再びバイオリンを持つ決心をしていた。今までは周囲の人間が公生復活のために必死に音をぶつけてきたが、今や公生が周りの人間を巻き込んで音楽を作り始めていた。

公生はガラコンサートで、クライスラーの「愛の悲しみ」ラフマニノフ編曲版を演奏したことで母の亡霊から解放された。
そして今回の連弾で、聞こえる音に縛られず、完全に自分のコントロールを取り戻すことが出来た。
天才有馬公生の復活だ。

公生を兄武士の敵としてしか見ていなかった凪は、第17話までに次第にピアニストとして公生と心を通わせ第18話の本番でピアノ連弾を成功させ、公生を師と仰ぐようになる。
一方、かをりの決心は最終回で悲しい結末を呼ぶのだが、前のめりで死んだことはよく頑張ったと誉めてあげたい。


 

「SHIROBAKO」第24話「遠すぎた納品」

後日加筆予定

 

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