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2018年度ベストアニメついに決定! (2018年4月から2019年3月まで)

投稿日:2019年4月5日 更新日:

年間ベストアニメ発表する前に、まず春夏秋冬のアニメを復習。

まず春(2018年4月-6月)。

第1位はG前差し切った、サラブレッドの擬人化アニメ「ウマ娘プリティーダービー」だった。「ウマ娘プリティーダービー」は年末にも第14話から第16話(BMW編)までBD/DVD第四巻として発売してポイントを稼いだ。ただし、本体であるCygamesのソシャゲが延期になり、暗雲が立ちこめてきた。第一話から話題爆発で先行したタイムトリップSF大作「シュタインズ・ゲート ゼロ」前半クールは、前半最後に盛り上がりを欠いて第2位に陥落。「あまんちゅ!~あどばんす~」は期待されたピーター編が大失敗して佳作圏外に落ち込みながら、怒濤の追い込みでから復活し第3位に入った。佳作は「ヒナまつり」「ひそねとまそたん」

次に夏(2018年7月-9月)。

第一位はゲーマーアニメ「ハイスコアガール」第1クールだった。自分が読んでいたマンガと言うこともあって面白く見せてもらった。3月20日には続編である第13話から第15話まで放映され、これも大きくポイントを稼いだ。第二位は「シュタインズ・ゲート ゼロ」(後半クール)、流石に二期連続の準優勝だったが、個人的にはアマデウス(牧瀬紅莉栖)をもっと活用して欲しかった。第三位は学園ギャグアニメ「あそびあそばせ」。佳作は「Free! Dive to the Future」「はたらく細胞」。

続いて秋(2018年10月-12月)。

第1位は思春期症候群アニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」。「俺ガイル」と似た舞台で似た出演者なのだが、ファンタジーである青ブタの方がずっと面白かった。「俺ガイル」はリアルすぎたのだ。第2位は「SSSS.GRIDMAN」。円谷プロの製作協力を得て、忘れられた平成特撮番組に灯を当てた。ダブルヒロインであるのも良かった。第3位はアニメではないが、「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2」、やはり虚淵玄の脚本は破天荒でしかも面白い。佳作は「ウチのメイドがウザすぎる!」と「風が強く吹いている」(前期)だった。佳作にも入れなかった「ゾンビランド・サガ」は脚本がもう少ししっかりしていたら、秋の覇権候補にもなれた。

最後に冬(2019年1月-3月)。

第1位は箱根駅伝を描いた小説のアニメ化「風が強く吹いている」(後半)とたつき監督の復帰作「ケムリクサ」が同点優勝である。第3位は不朽の名作「SHIROBAKO」に登場した劇中劇「第三少女飛行隊」を基にした「荒野のコトブキ飛行隊」が入った。佳作は「ドメスティックな彼女」第1クール、「かぐや様は告らせたい」。ただしこの期は最高点が7点台と、2017年秋以来の低調な期だった。製作委員会制度を否定した「ケムリクサ」を潰すためにこの期に作られた「けものフレンズ2」騒動だけが後世語り継がれるだろう。

 

 

それでは発表しましょう、栄えある2018年度ベストテンを。

第1位 「ハイスコア・ガール」(JC STAFF)

90年代を思い出させるレトロな雰囲気を現代風フルCGで描ききった。この一年間の最高得点を弾き出した。ボーイ・ミーツ・ガールの秀作だ。

 

第2位 「ウマ娘プリティーダービー」(PA WORKS)

競馬ファンとして「マキバオー」以来、愛するサラブレッドを描いてくれただけでも嬉しいのに、1998年非業の死を遂げた「サイレンススズカ」を復活させてくれた。感謝感激雨あられである。PA WORKSはCygamesのアイドル・アニメという従来とは違う分野への挑戦だったが、見事に応えてくれた。ただ、同じ90年代を描いたアニメとして「ハイスコア・ガール」には敵わなかった。

 

第3位 「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」(A-1系列のCloverWorks)

青春ファンタジーとして秀逸な出来。「時をかける少女」以来の衝撃だった。しかもマルチヒロインで、6月の劇場新編に続くのだから、タイミングが良ければ年度覇権も可能だった。

 

あとは次の通り。

第4位 「SSSS.GRIDMAN」(TRIGGER)

第5位 「シュタインズゲート ゼロ」(WHITE FOX)

第6位 「ケムリクサ」(ヤオヨロズ)

第7位 「風が強く吹いている」(Production IG)

第8位 「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2」(ニトロプラス、霹靂社)

第9位 「あそびあそばせ」(Lerche)

第10位 「ドメスティックな彼女」(ディオメディア)

以上である。

「けものフレンズ2」でKFPは製作委員会制度を守るためだけに「けものフレンズ」という良作品を潰してしまった。この罪は大きい。作品に愛情を注ぐ監督、金儲けを一心に考えているプロデューサーだけでなく、プロジェクトを潰すプロデューサーや監督、自分の作品が汚されても何も言わない原作者がいるなんて、今までは信じられなかった。けれど現実にいたのである。これからは一層アニオタ嫌いに拍車が掛かると思う。

アニメ製作者や制作側も信用を失う。今後、製作委員会の基盤がぐらついて、深夜アニメ枠は荒れるだろう。

 

最優秀音楽賞 INDETERMINATE UNIVERSE  by ゆうゆ featuring ケモノクサ

「ゆうゆ」は作詞作曲で歌はボカロである。人間が歌わないことにより、万能EDになった。また「ケムリクサ」ver.があり、これは最終話の特殊EDだった。

 

最優秀キャラクター 梓川かえで (久保ユリカ)

秋にも獲得しているが、年度を通しても秀逸な妹キャラであった。「いもいも」と同期放送だっただけに、一層際だった。萌えたのはヒロイン役桜島麻衣だったが、こちらの方は訳あってもう二度と見られない。

 

最優秀声優賞 小原好美 (大沢事務所)

顔は大したことないのだが、声だけだと若手の中でズバ抜けた実力を誇る。先行した81の高橋李依を差し切り、追い込むアイムの本渡楓を相手にしていない。花澤香菜や茅野愛衣がいつ結婚しても大沢事務所は大丈夫だ。

 

 

 

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