JRA が「おそ松さん」とコラボしてちょっとしたショートアニメ・シリーズ「走れ!おう松さん」や秋競馬CMを作っているのは知っていたが、有馬記念の二週前に何と地上波でスペシャルアニメ「おそ松さん おうまでこばなし」をぶつけてきた。
「走れ!おう松さん」はここで取り上げないが、スペシャルアニメはおそ松さん以外のキャラも全員出てきたので取り上げる。
アニメ自体は30分番組で有馬記念に関する小ネタをいくつか繋いだだけのものだ。ただ何処かで見たネタやお下品なネタが多く、JRAも笑いを取るためにかなり追い詰められていると思ったw。
東京競馬場の天皇賞・秋やジャパンカップなら華やかな感じがあるが、暮れの中山競馬場での有馬記念の場合、如何にも借金で首が回らなくなった奴が目をギラギラさせて最後の金を賭け、もし外れればマグロ漁船に乗り込むぐらい思いつめている世界だ。一方、「おそ松さん」のターゲットは女性である。どう考えても外している。
オグリキャップやトウカイテイオーの頃は僕も若くて劇的な結着に涙したが、年を取ると配当金しかないw。 暮れの中山には、常磐線で遠征してきた親父たち「だっぺ、だっぺ」という茨城弁が実に似合っていた。
競馬ファンの大先輩「サザエさん」の加藤みどりが「おそ松くん」を、「奥様は魔女」で主役サマンサの声を当てていた北浜晴子が一松とトッティの二役をやっていた頃から僕は見ていた。 そして全シリーズのキャラクタの中で最も好きなのが、”ステルス桃”こと斎藤桃子が演じる現在の「ハタ坊」である。次に好きなのがダヨーン。
ハタ坊やイヤミ、ダヨーン、デカパン、聖澤さんも今回それぞれ2エピソードほど登場している。
ネタ自体はレギュラーと比較して大したことないが、危険度が増した「おそ松さん」キャラが親方日の丸、農水省をバックに持つJRAに起用されたこと自体に意味がある。
2017年3月まで以下のHPでアニメは公開されている。 馬連4-7と三連単3-6-9は押さえておくか?