中京競馬場、晴れ芝良馬場。
昨年のエリザベス女王杯2番人気に推された明け4歳ハービンジャー産駒ノームコアが1番人気。馬体重は2キロ増、鞍上はルメール。紫苑S勝利後、隊長が戻らず秋華賞をパスしてエリザベス女王杯に回った(先行5着)後の休み明けで立ち上がり気味にスタートしてしまい、いつもと違ってやや後方から追う展開。
レースは同じ4歳のランドネが逃げて、ヤマニンエルフィン、ティーエスクライが追う展開。その後ろの好位から6歳ステイゴールド産駒ワンブレスアウェイが付いていく。
前半1000mは62秒2でスロー。しかしノームコアは動くに動けない。仕掛けどころでワンブレスアウェイが外に出して動く。直線では逃げるランドネを追うワンブレスアウェイ、そして残り200でようやくノームコアが外から追い込んでくる。しかしワンブレスアウェイはランドネを捕まえノームコアが来るのを待つ余裕があった。
勝ち馬はワンブレスアウェイ、時計は2分フラット、上がりは33秒9、10キロ増だったのだが、津村騎手は上手く御した。マーメイドS以来の重賞2着以内でいかにもハンデキャップ向きだ。
半馬身差の2着はノームコア、上がりはメンバーNo.1の33秒5。確勝を狙ったのだろうが、仕上げすぎて出遅れたのではないか。中途半端に賞金を上積みしてると勝てるレースがなくなる。
3着は逃げたランドネ。ノームコアから首差と善戦。
2番人気5歳レッドジェノヴァ(デムーロ騎乗)は0.3差の6着。3番人気4歳ウラヌスチャームは0.2差の4着だった。
いくらハービンジャーの旬だからと言って、ステイゴールドをこの季節に切ってはいけないと言うことだ。
またルメールの場合、このように休み明けで出遅れて後から行く競馬は苦手だ。