今期のアニメも3分の2を過ぎて、中間発表のときよりはっきりと形が見えて来た。
現在の一位「響け!ユーフォニアム2」は作画がパーフェクト。パート1があったため、パート2では人物の内面がより深く描けている。今期のソフトバンクの17.5ゲームより大きな差を二位以下に付けてしまった。関西大会が神作画だったため全国大会の描写は薄くなるかもしれないが、まず今期の優勝は間違いない。
「3月のライオン」は2クールの前期だから人物の描写が不足しているが、新EDに羽生三冠も笑ったという「ニャー将棋音頭」を持って来た。アニメに唯一足りなかった将棋普及活動に前向きになった点を評価して二位浮上である。音楽賞にも大いに前進。
実写映画化に続きアニメ化された「舟を編む」は辞書作りという評価されない地味な仕事をコツコツやるだけのお話だが、ブラック企業ばかりでなく、こういう地味企業ものも放送することで、大学生の就職に対する意識を変えられるだろう。多少「私モテ」のエラー絡みだが就職に悩む人向けに三位浮上。
四位「終末のイゼッタ」は安定している。ヨナス君を切り捨てたところで、結末はハッピーエンドではなくなった。でも、それが戦いであり、人類の歴史というものなのだ。この話は単なるファンタジーではないと考える。
五位「私がモテてどうすんだ」は最近低迷気味だ。新しい世界に目覚めさせてくれたのにw、結局ノーマルに回帰しているから。横手マジックで終盤の大逆転はあるか?
六位「ガーリッシュナンバー」は普通のシリアス声優アニメになりつつある。これも「ガハハ勝った」なと、逆転することを期待する。
意外に「バーナード嬢曰く」が文学ショートアニメだけど、一ひねりが効いている。
選外に落ちたフィギュアアニメ「ユーリ!!! on Ice」は作画崩壊を起こしている。逆転の目はなさそう。
サッカーアニメ「DAYS」の2クール目も大会が始まらないと停滞気味。
「うどんの国の金色蹴鞠」はUターン・ファンタジー。しかしドラマの部分とファンタジーの結合が上手くいっていない。
2位から5位は団子である。まだ逆転は十分に可能だ。