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2014夏アニメ総括

投稿日:2014年10月5日 更新日:

毎年夏アニメは各社各局が勝負を賭けてくるところだが、そろそろラノベや漫画のアイデアの尽きた感がある。

脚本家を育てる必要性を感じた。

個人的に大ヒットしたのが、田舎アニメ「ばらかもん」。

東京の23歳の書道家半田清舟(声:小野大輔)がある暴力事件を起こして、長崎五島へ送られる。

しかし過疎地の子供たちは清舟を見て遊び相手が出来たと大喜び。

はじめは人間関係を鬱陶しがっていた清舟も村人との交流を通して、大人になっていく。

清舟になついている子役のなるに、8歳の子役俳優・原涼子をあてた。

関東育ちの原が方言を巧みに扱ったのがヒットの要因。

 

失敗するだろうという期待を裏切って大成功を収めたのが、「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。

 

 

普通の女子高校生二人がある日、市役所にスカウトされてアルバイト感覚で地元アイドルになり、週末の営業をこなしていくうち天然ぶりが受け人気が出てきて、最後は全国ロコドル大会にまで出場するという話。

有名な声優も出演しておらず、また「ラブライブ」のような数打ちゃ当たるアイドル系というより「たまゆら」のような癒やし系アニメなのだが、そこが当たった。

 

続いてラノベからアニメ化された「六畳間の侵略者」。

高校入学と同時にアパートで一人住まいを始めることになった里見孝太郎。
だがその部屋には可愛い女子高生の幽霊という先住人がいて、さらに魔法少女、地底少女、宇宙幼女まで襲来する。
部屋の占有権を争ってバトルが始まりそうになるが、大家の提案でゲームで決着をつけることになる。
これはいわゆる新人ユニットものだ。
普通ユニット系は面白くないものだが、この場合、脇役に大物(早見沙織、悠木碧、竹達彩奈、田村ゆかり)が控えていて引き締まっていた。第二期確実である。
また魔法少女を演ずる大森日雅の声がタラちゃんそっくりで、本家サザエさんのタラちゃん貴家堂子の交代要員としてフジテレビは注目しているだろう。

 

四番手は「ハナヤマタ」を上げておこう。
主人公なるは鎌倉の女子中学生。始業式の夜、月を眺めていると見知らぬ外人の少女が和装で舞っていた。
その外人ハナはなるの女子校に転校してきて早々に「よさこい部」を立ち上げる。
そこになるが参加し、幼なじみのたみも入ってくる。やがてバンドでドラムを叩いていたヤヤ、生徒会長まちも加入して、夏祭りでのよさこい踊りに向けて猛練習を重ねていく。
 中だるみがあったが、最終回の夏祭りに見せ場を持ってきて上手く盛り上がった。

 

このほかにもいくつか記憶に残った作品を挙げておく。
ネトゲもの「ソードアート・オンライン2期」。前半は沢城みゆき(シノン役)を新レギュラーに加えて厚みが増した。キリトがゲーム内外で同時に起きた殺人事件を追う。

 

タイプムーンの魔法少女もの「プリズマ☆イリヤ 2wei!」も二期だが、「Fate/Stay Night UBW」 の開始が直前に迫っている中でイリヤや凜のキャラクターがどう変化するか楽しみだった。

 

さらに宇宙戦争物「ALDNOAH ZERO(アルドノア・ゼロ) 一期」。春シーズンで一躍注目を集めた雨宮天がヒロインである火星人の姫君を演じている。途中だれた展開だったが、最終回で主人公と姫君がともに銃弾に倒れるという幕切れとなり二期が待たれる。さすが虚淵玄の脚本だ。

 

 少女漫画アニメは「月刊少女 野崎くん」、「アオハライド」。女性視聴者に人気があったようだ。

 

残念賞は次の作品。
タリバンのように日本の高校生がテロリストだったらという話を扱った「残響のテロル」は尻すぼみ。
もし国鉄がまだ存続する世界を描いた福山潤主演「RAILWARS! -レールウォーズ-」もがっかり感が強い。
「美少女戦士セーラームーン Crystal」はニコニコ動画独占放送。三石琴乃は「新世紀エヴァンゲリオン」などでもおなじみで好きな声優だが、20年ぶりに中学生月野うさぎ役を再演するはちょっと無理があった。
雨宮天主演の「東京喰種 トーキョーグール」、「アカメが斬る!」はどちらもイマイチ。
癒やし系登山アニメとして期待された「ヤマノススメ セカンドシーズン第一クール」はまさかの欝アニメになってしまった。
「ペルソナ・ザ・ゴールデン」、「黒執事 Book of Circus」、「東京ESP」、「精霊使いの剣舞」も大したことはなかった。

さらに意外にもアニメ界をリードする地方2社が不調だった。

京アニは昨年夏に続き、腐女子を見込んだ「Free!-Eternal Summer-」岩鳶高校完結編だが、二期目にありがちなマンネリ化した展開だった。

P.A.Worksの「グラスリップ」は福井県三国市のガラス工房の娘の恋物語。

まるで紙芝居のように見せ場で静止画を多用しており、時間に限りがあったことを思わせた。

聖地巡礼を期待していた三国市もがっかりだったろう。

おそらく次の作品が大作で制作進行がかぶったものと思われる。

2010年、アニプレックス系列のA-1 Picturesで制作進行担当者が過労により自殺していて2014年4月に労災認定されたことも関係しているだろう。

 

最後に西尾維新・物語シリーズの新作「花物語」がお盆に主演沢城みゆきと阿澄佳奈で放映された。

いつもの新房ワールド全開だった。

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