ニコ生でやっていたので、ついだらだらと見てしまった。
1990年代のアニメに疎く、阪神淡路大震災後の「新世紀エヴァンゲリオン」しか見ていない僕としては、震災直前(1994年秋シーズン)に夕方放映されたアニメが珍しかった。
原作マンガは桂正和のジャンプのバトルものらしい。
女の子にアレルギーがあり興奮すると嘔吐する少年が、いろいろな経験をして女性恐怖症を克服する過程と、未来から来た調査官が巻き起こす騒動を、日テレアニメらしく少しエッチに描いている。
しかしこの番組で特筆すべきは、テーマソングがラルク・アン・シェルのメジャー・デビュー・シングル「Blurry Eyes」である。
またシャ乱Qの名曲「シングルベッド」が劇中頻繁に流れる挿入曲とエンディングテーマになっている。
信じられない超豪華組み合わせだ。
当時のアニメからハーレムっぽい要素がすでにあり、このアニメでは四人の女性が主人公に絡む。
- 未来人かりん役の富永みーな(「サザエさん」現在のかつおくん役)
- 幼なじみ亜美役の笠原弘子(映画の吹き替えでおなじみ)
- 学園のマドンナとも子役の林原めぐみ(「エヴァンゲリオン」の綾波レイ、「名探偵コナン」灰原哀)
- 亜美の親友・ことみ役の椎名へきる(「魔法戦士レイアース」の獅堂光役、他に歌手活動)
いずれも90年代を代表する声優だが、もっとも好きな笠原弘子の演技がまだ下手だったのが新鮮だった。w
いずれにせよ、この番組が終了して3週間ほど後に阪神淡路大震災というファーストインパクトが起こり、われわれの古いアニメ観は否定され、新たなセカイ系アニメの時代へと突入していく。