今秋の月曜アニメはどちらも神回だった。
のんのんびより りぴーと
れんげは自転車の補助輪を取りたくなって、一穂に頼み外して貰う。実地練習したいが手伝ってくれる相手がいない。そこで暇そうな駄菓子屋に頼む。駄菓子屋は店から見てるだけならと応諾する。れんげは何度も店の前を往復しては大きな音を立てて転ぶ。駄菓子屋もいても立ってもいられず、れんげにバンソーコーを貼ってやる。翌日、根を詰めすぎたれんげは熱を出す。それを聞いた駄菓子屋は慌てて店を閉めてれんげを見舞う。れんげは駄菓子屋に鶴の恩返しの絵本を読んで欲しいとねだり、甘える。体調が戻ったれんげはまた駄菓子屋の前で練習をしに行くが休んでいた。すると駄菓子屋が出てきてれんげの練習に一日つきあうという。広場で暗くなる頃まで一緒に練習したら、ようやく乗れるようになった。週末は初めてのサイクリング、小鞠、夏海、蛍、れんげと二駅離れたところまで行く予定だ。四人は出発前に駄菓子屋に立ち寄っておやつを買い込む。勇んで出発するれんげたちを駄菓子屋はいつまでも見送っていた。
駄菓子屋は、親元を離れ飛び立つ子を見守る母鳥のようだった。渾身の脚本と演出だ。今期一番の出来と言える。前期も10回は赤ん坊のれんげを駄菓子屋が世話して一緒に寝入ってしまう神回だった。対応させているのだなあ。恐れ入った。
赤髪の白雪姫
島から鳥ポポを連れてキハル(斎藤千和)が王子を訪ねてくる。ブレッカ子爵が島の財産とも言える鳥を乱獲するのを止めて欲しいという。王子は保留するが、内心では民事不介入のつもりだった。しかし白雪は鳥を伝書鳩のように兵の通信兵器に用いるのならば利用価値があるから禁漁にすべきと提案。王子も乗ってテストが行われる。子爵はキハルと白雪が不正を行っていないか見定めたいとテストにオブザーバーとして参加を申し出、認められる。白雪は離れたところにいてポポを笛を鳴らして呼び寄せ脚に通信文を付けてまた城へ飛ばす。25分以内に帰ってきたら成功だ。しかし子爵は白雪から笛を奪い湖に投げ捨て、白雪を一室に閉じ込める。
ここからが白雪の最高の見せ場だ。湖に高い窓から飛び込んで笛を見つけ吹く。ポポは無事25分で帰ることができ、返信文には子爵の犯罪が暴かれていた。王子はケガをした白雪の元に急ぎ・・・