前回、香子の精神攻撃を受けて嫌な予感が拭えない零。
ところが松永七段は零の予測を上回る強烈なキャラだった。
最初に神社で声をあげて拝んでいるところに出くわす。その上、おみくじを引いて凶が出て落ち込む。
実戰になると、穴熊かと思ったらこちらの手を見てみの囲いに変更するし、王手飛車取りを指させて角打ちを狙っているのが丸わかりだし。
途中でシリアスになるのがバカバカしくなり、一気に畳み掛けて勝ってしまう。
松永七段が投げる時、悔しそうなのが印象的だった。
しかし帰りは目の前でこけて怪我するし、結局うなぎの特上をおごされる羽目になる。
そして挿入歌の「ニャー将棋音頭3番」であるw。
うなぎ屋で松永は会津や孫のことについてひとくさり語ると、零はおみやを買わされ次の店に連れて行かれる。
帰途、酔った松永は本音を漏らす。
「負けたくない」
改めて零が将棋が好きですかと尋ねると、松永は将棋への思いを語る。
最後にオチがあるんだが、それを含めて松永さんはいいキャラだった。
水木しげるの描くキャラに似ていたがw
ちなみに松永七段の声優、岡和男は吹き替え系のベテランさん。この役は自分を重ねて演じたことだろう。渾身の演技だと思う。
なのにネットじゃ松永の声優は素人という批判が流れている。
厨坊の言う「声優の基準」がわからなくなった。上手くなければ聞けないのか?本当に上手な演技を聞いたことがあるのか?
彼らは若い声優の演技ばかり聞いて耳が悪くなったのではないか?
脇役声優にしかできない演技というものがあるんだよ。