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あまんちゅ! 第一話「少女と海のコト」

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いまだにニコ生で一挙放送すると98%を平気で叩き出すアニメ「ARIA」シリーズ。
その原作と総監督コンビがついに帰ってきた。
伊豆を舞台にした高校ダイビング部アニメ「あまんちゅ!」が始まった。

初回は原作の順番からやや離れていて、小日向「ぴかり」はインストラクターをしているが、大木双葉「てこ」が潜水に興味を持つところまで行かない。
今どき、ずいぶんスロー・スターターだ。
1クールでどこまで行く気だろうか。
あまり調子が出ないと佐藤監督といえども第2期はない。

SFの「ARIA」と違って、現実の世界を描いているので、佐藤順一監督でいうと「ARIA」というより「たまゆら」の方が近い。
このアニメは「ふらいんぐうぃっち」に連なる癒やしアニメでなく、「てこ」の青春再生物語だと思っている。
しかしコメント欄に「たまゆら」という語を見ることはほとんど無かった。
視聴者の期待と製作者の考えにまだズレがあるようだ。
その点の解消がこのアニメを長続きさせるときのポイントだろう。

「ぴかり」「てこ」「きの」と三人とも「ふらいんぐうぃっち」からの横滑りだ。
とくに祖母役の「きの」はまた井上喜久子を配している。
しかし「きの」は井上向きの役ではない。
本来なら横尾まりに振るべきだろう。
「食戟のソーマ2」の寮母ふみ緒と時期がかぶらなければ、そうしていたろう。

 

 

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