長かった6月、7月が終わり、ようやく麻衣とお付き合いできることになった咲太だったが、仕事で忙しい麻衣とは会えない日々が続いていた。
鬱憤をためながらバイトをしていたところ、そこに仕事終わりの麻衣がやってくる。
麻衣からの提案でしばらく会えなかったお詫びをもらえることになった咲太は、上機嫌でバイトを終わらせる。
その帰り道、咲太と麻衣は夜の繁華街でネットカフェに入っていく理央の姿を目撃し、不審に思った咲太があとを付けたところ、驚きの事実を理央から告げられる。
やはり怪異は起きていた。理央のドッペルゲンガーが現れたのだ。理央は、原因は量子テレポーテーションが起きているからかも知れないと言う。そのまま、理央をネットカフェに置いておくわけにもいかず、咲太は家に連れ帰ろうとすると麻衣も一緒に泊まると言う。
翌日、どちらが本物か確かめに咲太が学校へ行くと、もう一人の理央がバスケ部の国見が出ている試合を見ていた。咲太は国見のどこが好きと尋ねると、一年生の時チョココロネをくれたからと言う。それを聞き、どちらの理央も本物ではないかと咲太は思った。
麻衣から呼び出されて家に帰ろうとすると、上里が呼び止める。理央がツイッターでローアングルの自撮りをしているというのだ。
翔子回と思わせておいて、理央回を持ってきた。でも前振りはちゃんとしていた。
まだ二人の理央は互いに会っていないというのが、解決のヒントかな。