ネトゲを前にして桜井は憂鬱な気分になってログインできない。ネトゲ内の林の正体を森子だと知り、リアルで小岩井先輩に取られそうになっているからだ。
リリイ(桜井)はネトゲで林から心尽くしの言葉をかけてもらい、癒されて来たのだ。リアルに踏み込んでしまったおかげで全てを台無しにしようとしている。
「でも森岡さんに会いたい」
リリイ(桜井)は林に再び会うたびにログインする。
ネトゲで仲間たちと会った林(森子)はリリイ(林)が倉庫を整理するというのでみんなと見に行く。そこには今まで集めたおしゃれアイテムが並んでいて、リリイの即席ファッションショーが行われる。
リリイといつもの木で休んでいると、林が先日のデートのこと、とくにメガネの人によくしてもらったことを話してくれた。リリイはそれを聞いていて良かったのかと自責の念を感ずる。
ある日突然、小岩井がネトゲに挑戦する。慌てたのは、森子。小岩井から連絡を受けてから、キャラメイクして冒険に付き合うことにした。小岩井は女性キャラなのだがマッチョである。一方、新たな森子のキャラは水色の髪の女性キャラ。その写真を見せられ、桜井は思い出すことがあった。前にやっていたネトゲで似た感じのキャラと仲良しだったのだ。しかもそのキャラは「仕事がつらい」というリアルの相談を持ちかけて来た。桜井は重い腰を上げて別キャラを作り、前回のネトゲで来ていたような服装と髪の色で、参戦する気になった。この姿を見て森子はどう思うだろうか。
ややこしくなって来た。おそらく前のネトゲの彼女は森子だろうし、新キャラの姿形で森子も気づくはずかも知れない。
ネトゲ特有のネタで盛り上がるが、身バレを案じていた桜井が正体を現す気になった。かなり進展しそう。
この話はどう終わらせるのか。難しいところだ。
原作者の体調がまだ悪いのであれば、一旦アニオリで終わらせるのが良い。