今週の監察はヤッカラから始まる。博打好きな区民性を持っている。この区でもジーンに賭けるとタバコを渡される。
次にジーンが直接出向いたのは、プラネッタ区だ。昼間に暑くて外出できないし、資源も産業もない貧しい区だった。そこでもこの国の秩序を守るためという名目でタバコを渡される。
一方、モーヴ本部長はジーンがどう動くか気が気でない。
ジーンは首都バードンへ戻ってきたがロッタが襲われたことを課長から知らされる。
その日、モーヴの行きつけのパン屋にジーンは現れなかった。ジーンは明日からリーリウム長官の地元フラワウ区への出張である。一連の監察でこれが最後の旅になるはずだ。そこへ国王が倒れたとの急報が…
原作未読の人には、前回と比して拍子抜けの回だったろう。ところがジーンの革命に関する意思決定に今回後半と次回前半は大きな意味を持つ。果たして妹が襲われたという事実は、ジーンのシュバーン王子に対する反発心に火を付けるか。