小夏の子供、新ちゃんは幼稚園に上がり、毎日顔パスで寄席通いをしている。楽屋ではお父さんの助六とお囃子のお母さんと一緒だ。新ちゃんはその場で寿限無をやってみせ、師匠たちの拍手喝采を取る。ところが八雲師匠が楽屋入りして空気は変わる。八雲は女子供は楽屋に出入りするものではないという持論の持ち主。それでも孫のような新ちゃんにデレられると弱い。まるで実の肉親のようだ。
ある日、新ちゃんの通う幼稚園からロハで寿限無を見せて欲しいと助六に声がかかる。助六が幼稚園で急拵えの高座に座ると子供たちや親御さんの反応が良い。そこで助六は枕を喋りながらあることを思いつく。
今日は鬱成分皆無の回だった。しかし助六と小夏が幸せになればなるほど、八雲は老いて病んでいく。
今週は成長して幼稚園に上がる新ちゃんが登場。人誑しの気がある。CVはまたまた小松未可子だ。この作品に魅力が一つ加わった。
今就活している子供が幼稚園で寿限無を覚えていたが、あの頃が最後の寿限無ブームだったようだ。今時のネットを見ているような子供はあんな長い言葉を記憶するなんて考えられない。