中古盤を買ってきた。この”ARIA” シリーズ第1期はウンディーネ見習い三人娘が様々な経験を経て成長する話で、10年前に癒し系アニメとして放送された。ニコ生一挙放送でも何度も見ていたし、もう泣くことはないとたかをくくっていたが、Blu-Rayの美麗な画面にまた泣けましたw。
第4話、データカードを灯里が過去に届けるだけの話なのに、最後はホロリときてしまう。
第5話、水着回と言っても島の海岸で三人娘が特訓されるだけの話なのに、やはり何故か最後は泣いてしまう。
第9話、グランマ(CV松尾佳子)登場の回。松尾さんは母をたずねて三千里のマルコ役で有名。この話から多くの人生訓を得た。何事も楽しんじゃいましょう、それが人生の達人になる近道だ。
第11話、先輩プリマ・ウンディーネの見習い時代の思い出話。この話も泣かされる。
第12話、どうして過去のネオベネチアにタイムスリップしたぐらいで泣けるのか不思議だった。涙腺が一度緩まされるとちょっとしたことで泣いてしまうのか。
第13話、第1話からずっと狂言回しをしていたアイちゃん視点でお話を見ていたから、アイちゃんがアクアに再びやってきて本当に嬉しかった。そして第4話の謎が解けたとき、ぞくっとした。
第1期第1話で灯里のただ乗り客として登場し、以降マンホームにいて灯里のメール相手となって最終回再びアクアに現れた愛野アイ(CV水橋かおり)は原作にないアニメオリジナルキャラクターであり、灯里の成長ぶりを客観的に表現する役割を担っている。非常に個性的な幼女キャラであり、視聴者にも好かれたキャラだった。実際は初期ドラマCDの段階で水橋かおりが主役の灯里役を演じていた。それがアニメになるとアイ役に降格されて投げやりになってもおかしくはないが彼女は見事にやり遂げた。そして昨年の劇場版ではプリマ・ウンディーネになった灯里のもとでシングル(弟子)として修行するまで成長した。これはこれで感動的な話だった。
このような癒し中心の第1期だけでなく、ホラーテイストの第2期、その後OVAを挟んで卒業を描いた第3期、そして昨年の劇場版公開とARIAの奇跡は今だに続いている。
ハマる人は徹底的にハマるアニメだ。しかもどちらかと言うと子供より大人向けである。
アメリカでは漫画の輸出では失敗したが、アニメの輸出は好調そうである。ヨーロッパではもちろん両方とも好調だ。
監督は庵野秀明(シンゴジラ)と同じ歳の佐藤順一、「泣きの佐藤」として有名だ。彼のアニメはいわば現代の人情噺と言える。
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話は変わるが、月末に腎移植手術をすることが決まりました。
今回は三度目の大きな手術ですし、術後も免疫抑制剤を飲むため、長く入院しているので、しばらくブログの更新は出来そうにありません。映画ブログの方は既に予約しているので定期的に記事が出ますが、こちらは駄目でしょう。
まあ、読んでる人も最近全然いないので構わないかと思いますw。