一面の荒野が広がる世界に
空から突然、色々なものが降ってきた。
それらは、人々の生活を急激に変えた。
とりわけ飛行機がもたらした影響は大きく、
以降、世界の潮流は空へと移っていった。
時は流れ――、
雇われ用心棒“コトブキ飛行隊”は、
厳しいが美しい女社長、頼りない現場の指揮官、
職人気質の整備班長など個性的な仲間たちと、
お客様の大事な積み荷を守るため、
今日も隼とともに大空を翔けてゆく。
傑作アニメ「SHIROBAKO」の中で劇中アニメとして扱われ、BD/DVDの特典OVAで第一話のみ作っていた「第三少女飛行隊」。それが監督水島努、シリーズ構成横手美智子コンビのもとで形を変えて復活した。
まず「第三少女~」とは制作会社がデジタル・フロンティアとGEMBAに変わったため、設定そのものを変えている。
少女たちは雇われ用心棒であり、陸軍一式戦闘機隼に乗っている。一方、敵は何と零戦に、味方モブは紫電に乗っている。いつもなら海軍機が主役なのに、陸軍量産機を主人公側にしている。
彼女らは最近仲間を一名なくしたらしい。この辺りも第三少女飛行隊のキャサリンに繋がる。
今回も積荷を狙われ、コトブキ飛行隊が飛行船から発進して撃退するが、主人公キリエは一機を取り逃がす。どうやら敵は、前回と同じ空賊だったようだ。
最後にキリエは亡き仲間に無事を報告に行く。このシーケンスも第三少女と同じ。
がぜん、覇権争いに加わってきた。ちなみにマダム(社長かな)は矢島晶子、副船長サネアツは藤原啓治と昨年までの「クレヨンしんちゃん」コンビだ。
第2話はサブタイが「さすらいの6人」となっていて、「七人の侍」や「荒野の七人」を思い起こさせる。現在は5名体制なので、1名増えるのか、それとも時間を遡り、死んだ仲間の生きていた頃を回想するのか。
それより、ガルパンで忙しい水島努が迷走して総集編を連発しないか心配。