御前抜きでいよいよ市民会館での公演は始まった。しかし果音と元気が何か企んでいるようだ。
御前もスマホで見ていたが、途中で公演が御前が出演する脚本で演じられていることに気づく。さらに美柑が突然アドリブを始めた。このままでは収拾がつかなくなる。ついに御前は市民会館へ自転車に乗って急ぐ。ところが途中でつまづいてガードレールから脱線してしまう。(国民的人気アニメ映画「君の名は。」のように)
そのとき崖下で御前はもう諦めようと思ったが、ふと誕生日にみんながくれた寄せ書きを見てまた勇気が出た。そして歯を食いしばって走り、何とか公演に間に合った。(あれだけ日光を前振りしておきながら隣町の別荘にいたとはさすが地主の娘)
観客の声援に合わせて御前の演ずるアテナプラチナムが登場する。ちなみにアテナのオリジナルは聖闘士星矢の城戸沙織。
そして敵のブラックとパープルに掛かっていた呪いを解くと、二人はヒナネクターの衣装に早変わりだ。
ラスボスは何と移動要塞と化した陽菜野城で、声は青山元気が演じている。それも見事に倒し、歌の前にチアフルーツの座長である御前が満員のお客様に挨拶した。そして元気を呼び込み、主題歌を9人全員で合唱する。
派手なアクションシーンが受けてレビテンでは5週連続2位となり、好評を受けてヒナネクターのシーズン2制作が始動するところで The End。
最終回なのに止め絵が多いのは残念だった。
でも最後に「君の名は。」をぶち込んでくるとは、笑ってしまった。
全体としては前半はギャグ中心で後半にシリアス回が固まってしまった。その辺は構成上仕方ないのか。
シリーズ前半、特撮ネタの飛ばし方は半端なかったが、クレームが入ったのだろう。後半は息切れ感があった。
レビテン第2位で終わったと言うことは、第2期あるいはOVAを検討している示唆だと思う。ニコ生でもコメント率が高く、「けものフレンズ」のようにロイヤリティの高い作品だと言える。
しかし絶対的に視聴者数が少ない。特撮ファンはあまり見てくれなかったのだろう。
この作品は「ろこどる」同様に好きな人は極端に好きだが、DVDがそれほど売れず結局2期の放送は無理だろう。ただ今後チアフルーツとして出演していた声優ユニット「トキメキ感謝祭」8人が実演でヒロインショーを演じたりして、再演を望む声が上がれば二期の可能性はわずかに出てくる。
声優に関しては、群像劇のため全員大活躍だった。とくに元ヒーロー戦隊戦士だったMAOはキャップ役を演じたが、彼女の代表作になろう。ボケの果音役の白石晴香、キャラの全く異なる青山姉妹の二役を演じた石田晴香(元AKB) も大活躍だ。今後に期待が高まる。