チトはもらったカメラでユーリを写してみる。露出時間が長いのかどれも白っぽい。
今度はユーリが車の上から周囲を写し出した。それでも白っぽい。チトを写そうとして振り向かせると、石像に衝突して壊してしまう。幸い車体に異常は無かった。そのときシャッターが鳴った。どうやらユーリがタイマーを押したらしい。チトはユーリと二人の写真をセルフタイマーで撮る。ただしチトがチーズのズの口をしている時にシャッターが下りる。
外から光って見える建物に入ると真っ暗だった。どうやらここはバラモン教かなにかの寺院らしい。ところが急にランプが切れて何も見えなくなる。ようやくユーリはチトを見つけ出した瞬間、急に建物内部が光りだす。神の像があり、極楽浄土を表すハスの池のガラス模型があった。昔の人は何を思ってこれを建てたのか、宗教的思索にふける二人だった。
残念ながら今回は仲間も敵も見つからなかった。前回もらったカメラを試して色々な経験や思索をしたということなのだろう。
「けものフレンズ」のような文化的遺跡を巡るディストピアものになってきたが、動物すら出てこないのが「けものフレンズ」との違い。おそらく中性子爆弾でも打ち込まれたか。
次回は何が現れるか?