終物語 そだちロスト
謎解き編だ。如何にして死体が消失したか。
羽川が考え込んでいると、どこからともなく扇が現れて「私はわかった。落とし前を付けなければ教えてやらない」と羽川の胸を触りながら煽る。暦は僕が代わりに謝ると言うが、羽川はそれを断り、水を浴びて髪の染料を落とし、10秒ちょうだいと言って一休さんのまねをして、ようやく羽川も解答に到達する。暦は扇に馬鹿にされながらヒントを出されてやっとわかる。そして「これ以上、うらまれることはないから僕が一人で行く」と言って育のもとへ戻る。育はあっさりとその答を受け入れたが、明日からもっと安い離れたところにある市営住宅に転居し学校も転校させられるという。育も他の女性がいないところでは、穏やかに暦と話せる人間だったのだ。翌日、また扇ちゃんがちょっかいを掛けてくる。どうやら今回の件は小手調べだったようだ。次回は何が起きるやら。一方、羽川は卒業後一か月ほど世界旅行へ行くためのロケハンに出るという。暦はここに来て心強い味方を失った。(そだちロスト終)
で、解答だが、母は世をはかなんで絶食し餓死してしまった。しかし母の死を受け入れない育は食べてもらえない母の食事を作り続けた。暑い時期ならば一週間で白骨化する。そして2年の歳月がたち、風化してしまったのだろう。
しかしこれは実験してみないとそうなるかわからない。あくまで仮説でしかない。南方の風葬の習慣がある地方でも気候条件が合わなければ木乃伊になる。だから説得力がないような気がする。
トゥスクルの同窓会編。楼閣の女主人から招待を受けるハク。ハクはクォンを連れ最上階へ上がるとそこには女主人カルラが待っていた。女中のトゥカも料理を持ってくる。まさか育ての親が二人も上京していると知らなかったクォンは、決まりが悪そうだ。そんなことを気に掛けないハクはカルラと飲み比べをして早々に倒れ寝てしまう。クォンはカルラとトゥカになぜヤマトなんかに住んでいるのだと尋ねる。二人はヤマトがいつかトゥスクルと戦うかも知れないと考えて、偵察していたのだ。
で、やはり最期は大温泉で三人娘?の宴会になる。
やはりクォンはユズハの娘でエルルゥたちが代わりに育てた形になっている。
これで完全に前作品とつながった。
前半戦でヤマトとトゥスクルの戦いを描くかどうか?