茅野愛衣・朝日酒造訪問2回目は酒母造りである。酵母と蒸米、水、麹の一部を混ぜ合わせて発酵を進める(泡立たせる)。
かやのんも試しにやらせてもらっているが、内部温度を均一に保つために櫂入れという作業が重要になる。
ここまで造って来た酒の各種部品を合わせて、もろみ仕込み段階に入る。つまり水、蒸米、麹、酒母を合わせて三段仕込みで、醪(もろみ)を造る。醪になってからもまだ一ヶ月ほど発酵に時間がかかる。(そして醪を濾過、火入れして原酒にする)
そうして造られた素朴なお酒は期間限定製品化されており、朝日酒造では「ゆく年くる年」と名付けられて販売されている。かやのん曰く、炭酸入りで荒々しいとのこと。
中高校生はこれを見て興味を持ったら、かやのんに喜んでもらうように、酒造り(醸造工学)に携わってほしい。
その中から研究職を選ぶ人が出て、ノーベル化学賞や医学生理学賞を取ってくれたらなお良い。