カドに戻って、真道とザシュニナの二人は今後を語り合うために一杯やり始める。そしてザシュニナは異方から持ってきた最後の仕掛けナノミスハインを見せる。それはあらゆるものの質量をコントロールできる重力制御装置だった。そして異方の欲するものは、新しい道具を手に入れて大混乱する地球人の情報だという。
ザシュニナは真道に一緒に異方へ行ってくれないかとプロポーズする。突然の展開に真道は危ないものを感じて申出を断る。するとザシュニナは表情が悪くなり「まだ早かったか」と。そして真道のコピー体を呼び出し、本当の真道を抹殺しようとする。
一方、カドの外部では真道の身を心配した沙羅花が、品輪博士とカドに入れないか調べていた。しかし少なくとも作業に三日かかると品輪は言う。その時、沙羅花の指輪が砕けて、突然変身した姿でサラカは真道の前に立ちはだかり、ザシュニナの攻撃を受け止める。
完全に沙羅花は異方人=魔女ッコだ。ツインエンジェルの片割れのめぐる成長した姿と言ってもいい。このアニメは異質と思っていたが、何のことはない、東映魔女ッ子アニメの王道を行くものだった。
魔女ッ子というものは、人間が地球外存在から魔力を与えられる場合と、地球外存在が人間に化ける場合の二種類ある。東映アニメの魔女ッ子第一弾である「魔法使いサリー」は後者であった。
沙羅花が変身した時は、世界観が崩れ映画「インターステラ-」も「メッセージ」も吹っ飛んだ瞬間だったw。
でも両者が敵対するのであれば、これが日本SF的解決法だ。
あの彫金師の父親も兄貴も異方人なのだろうか。それとも記憶を操作したのか。