ガヴリールドロップアウトはセオリー通り4話で水着回。テコ入れと言うほど色気はないから予定の水着回だ。まずサターニャぼっちいじめから始まり、ヴィーネ手作りのしおりを使って打ち合わせ。サターニャの試験勉強の話は飛ばして夏休みに海へ直行する。しかし当日は雨、ラフィエルが天界に手を回して無理矢理晴れにする。サターニャはラフィエルに唆され水着を家から着込んでくる。もちろん着替えを忘れている。また海の楽しみ方をガブリールに見せるために、サターニャをスイカに見立ててスイカ割りをする。
ところがCパートが異常に長い。夏休みの宿題ネタだ。しかしガブとヴィーネの出会い話に発展する。サターニャが知りたがったが、これがあまり深まらず欲求不満が残った。次回以降のお楽しみかな。
鬼平第4話「血闘」は密偵おまさの登場回。文春文庫第4巻に掲載されている。中村吉右衛門のドラマ「鬼平犯科帳」では女優梶芽衣子が演じていて非常に人気があった。
原作ではこれ以前に数度密偵として活躍していることになっているが、アニメでは初めて密偵として働く。しかし敵に囚われて五人に散々犯されて最後の一発というところで、鬼平が見つけて怒り爆発。自分の命を顧みず大勢の敵の中に一人で斬り込んでいく。見る人にカタルシスを感じさせる場面だ。
殺陣は原作ではヘッドロックで二人殺して二刀流で数人斬っている。アニメでは天井に潜み数人を斬った。これについては原作の方が見応えがあると思った。最後におまさを助けるのも彦十ではなく原作では佐島忠助である。
平蔵の奥方も原作では出てこないが、アニメでは今時見られない「良妻」としてフィーチャーされている。奥方の「女とはそういうものでございます」というセリフが気に入っている。