第二話にしてこのアニメは化けた。さすがPAワークスだ。
アイスマンならぬ侍がアーティファクト(人工遺物)から復活したかと思うと、アーティファクトと見られていた巨大ロボットに乗り込んで、それも二人乗りだったから何故か相棒として主人公の由希奈と一緒に巧みに操縦できてしまう。
宇宙から飛来した大型ロボットが富山の市街地を襲ってきたが、彼らの操るクロムクロは見事なチャンバラでこれを撃退してしまう。由希奈は何故戦うのと問うが、青馬 剣之介 時貞(侍)は「私怨だ」というだけ。
どうやら富山には考えられないようなロボットのプロトカルチャーが武士の代に存在したようだ。
前回は富山の自然が中心だったが、今回は富山駅回りのビル街が主な舞台。富山の市電あり、チャンバラあり、ロボットありと今までPAワークスがやってなかったジャンルに果敢に挑戦している。もっとも堀川社長はエヴァンゲリオンの制作デスクだったから、ロボットものもコネは十分にある。
今後も楽しみだが、1クールなのか2クールなのか気になる。長くなるとPAならではのタメ回があるからだ。
したがって今季は今のところ、田舎ファンタジー「くまみこ」、艦隊もの「はいふり」、ロボ時代劇「クロムクロ」が三強で、ゴールデンタイムの性教育アニメ「12歳。」がそれを追う展開だろう。