人質となった国王は初めて必要とされたとノリノリである。IT武装した蕨矢集落の老人会は宴会の映像や爺さん婆さんの知恵をネット上に乗せる。早苗はそれを見て老人の知恵を後世に伝えるためにデジタルアーカイブしていると直観する。(これは地域に介護負担をかけるため自分たちができることを丈夫なうちに残しておくと言う発想だろう)
高見沢は国王にバス路線を残すことはできないと突っぱねるが、IT大臣早苗に動かされて何かをやる気になる。バスとタクシーの中間的存在であるデマンドバスは電話オペレーターの人件費がかさんで実現が難しい。しかし蕨矢集落のようにIT化が進んだ地域の場合、ネット予約制にすることで人件費を浮かせることができる。このサービス開始によりクーデター騒動も一件落着となった。ところがクーデターを起こした教授が突然死してしまう。はたして祭具の行方は?
タブレットは行政が配ったものである。しかし行政は配りっ放しで使おうとしない。観光協会側のIT大臣のソフトウェア・スキルとインターフェースを上手に教える力で、タブレットを老人に浸透させる。さらに他者との連絡手段として活用させ、最後はバス会社のシステムを作りデマンドバス・サービスを提供する。それを裏でプロデュースしているのは文化人類学の教授だ。これでは文化人類学は最強ではないかw。
もちろんデマンドバスは試運転でしかなく、本運転に移行できるかわからない。運賃設定が難しくコストパフォーマンスは悪いからだ。ここでもサービスを続行するならば、行政の負担が必然的に発生する。
観光協会は最後に行政とぶつかるのではないかな?