消えた三種の祭具を求めるクエストが始まった。まず郷土史に詳しそうな文化人類学の元教授に会うため国王一行は山奥の限界集落を訪ねる。教授はどこかの蔵の中にあるそうだと教えてくれる。実は教授の蔵に隠されていたが、何のためか秘密にしている。帰途集落で路線バスが廃止されて困っているという話を聞く。お爺さんお婆さんに祭具の話を聞くと、そんなものはないと言われる。しかしあらゆる老人は行政からタブレットを支給されていた。使い方を教えなかったため、誰も使いこなしていなかったが。
そこでIT大臣の早苗が、集落の爺婆にタブレットを教えることになる。爺婆は通信手段としてタブレットを使いこなすようになり、ついにコミュニティ動画配信が始まる。そうしてインターネット老人会が盛り上がりを見せる。
ところが全ては教授の陰謀で国王を人質に取り、路線バスを復活させないとチュパカブラ王国から独立すると言い出す。
教授は策士だ。路線バスの問題を解決したら国王に祭具を渡してくれるのであろう。
ではどのようにするか。コミュニティバスを赤字覚悟で動かすか?あるいは中心部から集落への若者移住を図るか。農地は再開発すればなんとか使えそうである。
ボケ始めた爺婆が完全IT武装できるとは思えないが、夢のある話だ。