とうとう終わりを迎えた。十三番を結局誰も殺さないのは、みんな「知ってた」。最後はゼロの魔術師たちを倒してアルバスが長となり健全な魔術を育成するつもり。ゼロは世界に広まってしまったゼロの魔法の書による魔術の濫用を押さえるため、各地を行脚し獣の傭兵も付いて行く。ゼロと十三番が兄妹だと言うと傭兵は驚いていたが視聴者はみんな「知ってた」。
この作品も12回に合わせるため、無理に尺を伸ばした感じだ。原作を読んでいないから知らないが、そもそもこれのどこが電撃大賞受賞作なのか。
ラノベとは日本では「時をかける少女」に始まる中高生向け小説のジャンルだ。しかしそのオリジナリティの無さは英米の三文小説の系列といえる。このジャンルは19世紀から連綿と続いているエロ小説、ホラー小説やハードボイルドを指す。
そういう三文小説の世界で大賞を決めることが意味がない。もし決めるのであれば、テンプレコピーではなく、ラノベ界をひっくり返すほどの画期的小説にして欲しい。