アニメ 鬼平

アニメ「鬼平」1月9日(月)深夜から

投稿日:2017年1月4日 更新日:

中村吉右衛門が27年間演じてきたフジテレビ版「鬼平犯科帳」からバトンを受けて、1月9日からテレビ東京、アマゾンプライム他で始まるアニメ「鬼平」。(テレビ大阪は14日から)
累計2700万部発行の国民的文学にアニメの表現力がどこまで迫れるか楽しみだ。

中年の方なら一度は読んでいると思うが、もしまだの方はぜひ原作を読みながらアニメも見てほしい。
アニメ全13話はすでにタイトルが発表になっているから、原作のどの部分かは調べればすぐわかる。
特にアニメ第3話までは全て文春文庫原作第1巻に掲載されている。

プロデューサーはアニメ黎明期から活躍する丸山正雄。マッドハウスを設立し「YAWARA」など数多くの作品をプロデュースした。
マッドハウスが日本テレビに買収されたのち、制作会社MAPPAを設立して軌道に乗せ、今回はスタジオM2を設立してこの「鬼平」アニメプロジェクトを指揮している。
もちろんアニメ「SHIROBAKO」丸山社長のモデルである。

声優はベテラン揃いだ。特に女性陣、密偵おまさは朴璐美、妻久栄は岩男潤子が演ずる。
ベテラン声優に混じって養女お順の役で「勝ったなガハハ」千本木彩花が起用されている。「カバネリ」の無名の流れだと思うが、それにしても彼女はこれほど大きく期待されていたのか。「ガーリッシュナンバー」の際は失礼仕った。

主題歌を歌うのは由紀さおり。さすがに和田アキ子さえ怖くない人のコメントはあっさりしていた。
しかし作詞家荒木とよひさ(「四季の歌」など)と作曲家田中公平(「サクラ大戦」など)は大河ドラマ並みのコメントを出している。

作詞  荒木とよひさ

[メッセージ]
<鬼平ごっこ>
人生でもうー度、あの日へ戻りたいと思うことがある。
それは、何十年も昔、日本橋の或るうなぎ屋で、池波正太郎さんを、いや長谷川平蔵殿を見かけた時である。
カバンの中の鬼平の文庫を取り出し、「大ファンです。サイン下さい。」と何故言えなかったのかが、生涯の心残りである。
― 人はいいことをしながら悪いことをし、悪いことをしながらまたいいこともする。それが人間だわさ…。―
師走の暮れ、五鉄の二階でうさ忠相手に呑んでいる鬼平に惚れぬいた拙者も、早や老体の身なれど、
― 長生きして、旨いもん喰つて、呑みたいもん飲んで、女も抱かずして、謡が書けるかよ…。―
なんてね、平蔵さん、
貴殿にはいかがお過ごし候や。

作曲・ストリングスアレンジ 田中公平

[メッセージ]
『渾身の一曲』
アニメ鬼平の音楽を担当する事になり、
非常に光栄なことである反面
また、凄いプレッシャーを感じております。

なぜなら、
この日本中で長きに渡って多くの人々に愛された作品であるがゆえに、
読者の方のそれぞれの鬼平感が、皆さんの頭の中にイメージングされているに違いなく、
その方々全てに納得頂くような楽曲は、もはや存在しないのでは?!
と、容易に想像できたからです。

そして、日本を代表する歌手でもある、由紀さおりさんが歌う、
となると、生半可な曲では誰も認めないだろう。

そんな条件の中に、私と作詞の荒木さんで出した答えが、この楽曲です。

我々の中では、『渾身の一曲』

アニメ鬼平には、この楽曲が相応しいとの自信を持って
送り出す曲。『そして・・・生きなさい』

とにかく、由紀さんの歌唱が素晴らし過ぎます。
それだけでも、この仕事に関わらせてもらった事に感謝いたします。

ぜひ!聴いてください!(番組HPから)

 

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