最終決戦前に渋い回を持ってきた。
田中あすかは全員を前に謝罪し一件落着したが、久々の練習で調子が出ない。そんなあすかを夏紀は「マジエンジェル」な笑顔で応援する。
一方、久美子はなかなか麗奈との時間が取れない。そのうち避けられているのではないかと思い始めた。
その夜、突然麗奈からLINEが入る。麗奈は突然、一緒に登ったことがある大吉山に再び登ろうと言う。
頂上で麗奈は滝先生の妻について久美子に尋ねる。久美子は奥さんはすでに亡くなっているから、麗奈を応援すると答える。
翌日、麗奈は調子が出ず合奏練習中に滝に厳しく注意され、優子にも心配される。練習後、部室の鍵を返しに行くとき、麗奈は滝に思い切って妻のことを尋ねる。滝はまだ妻を深く愛していた。
そして決戦地・名古屋へ向かう前に久美子と麗奈の二人は、亡妻の墓前に彼女の宿願であった金賞を取ることを誓う。
Aパートに麗奈の回想シーンを持ってきてBパートと逆にした方が盛り上がったのだろうが、敢えて盛り上げる必要はないとスタッフは考えたようだ。これまで二回緊張度の高い回が続いたから一回弛緩させたのだろう。
滝自身が麗奈に妻のことを話すシーンはたしかアニオリだったはず。その余韻を残すことで滝の妻への思いを深く印象付けて、麗奈に墓参で踏ん切りをつけさせたと思う。
原作で語られた麗奈の進学問題についてアニメでは何も語られなかったが、時系列的に滝先生のことを吹っ切ってから米の音楽院進学に目を向けさせたかったのだろう。原作を読んでいてもたしかにここは違和感があった。
次回は名古屋への移動回、山場は秀一からの誕生日プレゼントだろう。
いよいよノーマルな話に軌道修正されるw。百合派の連中の呆然とする顔が見てみたい。