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アイドルマスター シンデレラガールズ(17) 城ヶ崎美嘉+凸レーションズ回

投稿日:2015年8月8日 更新日:

CGの前にGATEについて。

最初に攻撃ヘリ部隊が城の周辺の敵を蹴散らすシーンでヘリからワーグナー作曲「ワルキューレの騎行」がステレオ大音量で掛けられた。これはF・コッポラ監督のベトナム戦争映画「地獄の黙示録」のオマージュだが、なぜかこの部分に外人さんは「あるある」と好意的に反応した。私は自衛隊がこんなことを描いたら、やばいのではないかと思ったが、全くそれは杞憂であり、今でも米軍ヘリ部隊は音楽を掛けながら大虐殺を行っているらしい。海外では軍である以上、それが当然の姿らしい。

さてシンデレラガールズ(CG)の話だが、今回はCG内ユニットの凸レーションズが主役で番組を作ることになった。きらりと十時愛理(原田ひとみ)が教師役で城ヶ崎妹(利嘉)と赤城みりあ、さらに前回加わったキッズアイドルたちが幼稚園児役を演ずる。妹は自分のイメージ(セクシー中学生)とのギャップに悩み、姉の美嘉に不満をぶつけるが姉は姉で常務の意に沿ったプロモーション方法が自身のイメージを変えてしまったことから,妹に辛く当たる。赤城みりあはレギュラー起用を家族に報告したいが、妹が生まれたばかりで忙しい母親に相手をされない。

翌日、美嘉がプロダクションに出ると、みりあが一人しょんぼりしている。二人はカラオケに行って憂さ晴らしが終わった後、公園でみりあが呟く。妹ができて母に相手をされないと。自分もそういう経験があったと美嘉はみりあを慰めるがふと涙をこぼしてしまい、逆にみりあが美嘉を抱きしめる。

一方、莉嘉がプロダクションに行くと、きらりとキャンディ・アイランドの三人が迎えてくれる。莉嘉は不満を打ち明けるが、きらりと杏はそれに対して正反対の考えを答える。しかし二人の意見が参考になって莉嘉は大きな気づきを得られる。

この回も感動回であると同時に前々回のNG+高垣楓、前回のアスタリスク+うさみんに続き、凸レーションズ+城ヶ崎美嘉が手を結んでアイドルが自分らしさを取り戻していく話だ。第18回は予告からおそらくキャンディアイランドにスポットが当たり、第19回はラブライカ絡みの話だろう。あと、蘭子回と凜とトライアドプリムスのデビュー回があるはずで、常務は一方的に攻め込まれているが、22話あたりからしばらく時計の針を巻き返すことだろう。最後は「シンデレラの舞踏会」リハーサル回と一気呵成の本番回で全26話ではないか。

でもアイドルものにしては、作画、音楽、脚本ともに完成度が高いアニメだ。前作「アイドルマスター」の反省を非常に良く活かしている。

個人的には久野ちゃんが連投で小学生キャラを演じ幼児ファッションで「ごぜーます」を聞かせてくれたのが嬉しい。久野美咲は「世界征服~謀略のズヴィズダー」の主演で一躍有名になった22歳だが、6歳から舞台に立っているベテラン俳優だそうだ。今後も出番が増えて欲しい。

また赤城みりあ(CV黒沢ともよ)の出番が増えたのは、京アニの大ヒットアニメ「響け!ユーフォニアム」主演の好影響だと思う。おそらく構想の段階では城ヶ崎姉妹をフィーチャーした回だったと思う。ところがみりあの出番が増え、城ヶ崎+凸レーションズ回でみりあを姉妹に絡めようと言うことになった。それが好結果を生んだと考えている。何しろアイキャッチ画像の美嘉とみりあは、人気アニメ「SHIROBAKO」の絵麻と「響け!ユーフォ」の久美子で、いわば夢の合体だ。ニコ生で98.1%という異常な支持率を得るのも当然である。

アイドルアニメにこれほどはまるとは思っていなかった。次は大好きな杏老師がフィーチャーされるキャンディ・アイランド回、これからも目が離せない。

 

 

 

 

 

 

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