フェブラリーSの前哨戦、根岸Sが東京競馬場(晴れダート良)で行われた。
一番人気は武蔵野S勝ちの5歳サンライズノヴァ、二番人気は4歳コパノキッキング、三番人気は5歳ユラノト(ルメール騎乗)。
レースはマテラスカイ、ノボバカラなどが先行する。サンライズノヴァは後方から、1枠ユラノトは好位内、コパノキッキングは中団外から1枠クインズサターンはそのインに入る。
前半800mが47秒1と平均ペースだがやや早い。直線でコース利を活かしてユラノトが先頭に立つが、外からマーフィー騎乗のコパノキッキングががぜん伸びて来る。サンライズノヴァは後方でもがいている。残り200mで先頭に並び掛けたコパノキッキングはユラノトを競り落として抜け出す。内を突いてクインズサターンが伸びようとするがユラノトに蓋をされる。
結局、勝ち馬はコパノキッキング、勝ち時計1分23秒5と平凡も上がりはメンバー1位の35秒4.外を回って横綱相撲をしただけに値打ちはある。
4分の3馬身差2着ユラノトは上手く乗ってのものだから、上積みはなさそう。
3着のクインズサターンもインに拘った当たり、距離が伸びると厳しそう。全般にこのレースは内に入った馬が上位に来た。
本番距離延長で面白いのはやはりマイル向きのサンライズノヴァと穴馬だけど斤量が軽くなる4歳ケーアイノーテック(今日は10着)。
でも他路線の方が面白そう。ただし東海S勝ちのインティはマークされるからなかなか逃げ切るのは大変。
マーフィが本国アイルランドに帰るため、コパノキッキングに本番で藤田菜七子が騎乗することが決定。今から外野はうるさいようだが、マイル戦は前に行くか殿から行くか極端な競馬をするから、前に行って武豊インティと競り合わない限り、迷惑をかけることはないだろう。この馬が勝ちに行って勝ちきるほどのスピードはまだ無いと思う。紛れたときに大外一気が決まるかも知れない。
高松宮記念の前哨戦第一弾シルクロードSは京都競馬場、晴れ良馬場で行われた。
一番人気の4歳ダノンスマッシュが好位内から上手く中を割って完勝。時計は1分8秒3(上がり34秒2)で平凡だが、最後10数メートルで一馬身以上抜け出したから、余裕十分の勝ち方だった。大坂なおみが全豪オープンを優勝した翌日だけに単勝を当てた人は多いはず。
2着はエスティタート、3着は8枠のティーハーフとともに人気薄。三連単は24万馬券だった。
3番人気のアンヴァルは4着で勝ち馬と0.2秒差だが、4歳牝馬なので上積みがあるかも知れない。
問題はスプリンターズS2着の4歳ラブカンプー、デムーロを載せたのに殿負け。鞍上は初めからやる気が無かったと言っているが、離れた二番手追走で走る気を無くしたみたいだ。
高松宮記念までに立て直すのは難しそうだ。夏競馬まで待った方が良いと思う。
昨年はこのレースをファインニードルが勝って出世レースになったが、今年は如何に?