まだ何曲も残っているから、もう2回あると思ってたら、
もう少し引っ張って欲しかったが、
3曲目ヴェニーズワルツからだ。釘宮は足を痛めていて井戸川にばれるが、
観客からはわからない。しかしワルツ系が得意なはずの釘宮組が、 多々良組にすっかり捲られてしまう。 四曲目はスローフォックストロット。逆に釘宮が巻き返し、
タイに持ち込む。 しかし目が慣れて応援団が見えるようになった多々良は、
この会場のどこかに仙石さんがいるはずだと心強く感じる。 そして最後の5曲目、ベニー・グッドマンの「
シングシングシング」 のリズムに合わせた得意のクイックステップ。これで多々良は逆転を狙う。 休憩後、結果発表が行われる。
最後の6位から逆順に発表されて最後の二組に残ったのはやはり釘 宮組と多々良組が残る。 そして次に呼ばれたのは、
何と釘宮組だった。多々良組の優勝である。 評価型のスポーツならではの新しもの好きの部分が勝って、 過半数の審査員が新奇な富士田多々良組に票を投じたようだ。
多々良組はオナーダンスを踊る栄誉に浴する。
一方、
清春・雫は次の三笠宮杯を見据えて動き出した。 賀寿も真子と兄妹ペアで挑んでくる。 しかし多々良は千夏という得難いパートナーと強く結ばれ、 三笠宮杯でも活躍すること間違いない。 彼の競技ダンス人生はまだ始まったばかりだ。
できれば釘宮組に勝たせてあげたかったが、残念だ。
多々良のシリーズ前半は地味な展開が多かったが、
ところで、あなたは仙石×多々良カプか清春×多々良カプか。