孤児だったティーはシズと陸に連れられて、住める場所を求めて旅をする。そしてある国にやってくる。その国は食事も美味しくて安全そうだった。民主主義で経済も反映している。移民も受け入れている。
町を探索していると、突然血まみれの男が現れた。生首を持って殺してやると叫んでいる。犯人をシズは倒すが、近くの学校では子供達が皆殺しされていた。
警察署長はシズの捜査協力に謝意を述べるが、犯人は死刑にならず病院送りになるそうだ。署長はこの国の歴史から語り始めた。昔は囚人の脳に手術をして電波で操縦していた。囚人の子孫が今の国民である。今でも電波基地が残っていて、発信を続けている。したがって数年に一人、大量殺人犯が現れる。電波基地へは近づいただけで発狂するので誰も近づけないのだそうだ。
そこで外国人であるシズが電波基地がどうなってるか調べてくることになった。基地へ行ってみると、すっかり廃墟になっていた。そこで写真に収めて、持ち帰る。
ところが署長は写真を信用しない。それどころかシズが洗脳されているから拘束すると言い出す。怒ったティーは赤ん坊を人質に取った。赤ん坊を解放する代わり署長が人質になり、安全な場所までシズたちは退避する。安全地帯へ入って署長を解放するが、別の送信機があり出力を最大にしたから、明日国民全員が発狂するだろうとシズは署長に告げる。
もちろん嘘だが、町の人々は明日どのように行動するだろうか?
次の国に行って懐が寂しくなったので、シズは働くことにした。今日一日、ティーと陸でお留守番だ。陸はティーを警戒していたが、食事を取ったり一緒に散歩をして実はティーは優しい子供だと言うことが知ることができた。
電波の国は解釈が難しい。先進国ならどこでもテロや連続殺人はあるので、シズはそれがない国を探しているのかな。いまやほとんどの国が豊かになって来て、逆に格差も生まれて、そう言う危険はあるものだ。つまりシズには住む場所がない。第一回にキノが行った殺人できる国に行った方がいいのではないか。