とうとうBNW編最終回だ。筆者はありもしない空想上のレースばかり描くのは嫌いだ。サイレンススズカの場合、誰もが死んで欲しくなかったから、もしサイレンススズカが再起していたらと考えることもある。
しかしBNWに付いては無事に繁殖に上がったのだから、クラシック戦線+春秋天皇賞の物語を描くのであれば良いが、仮定のレースは描くべきではないと思っていた。それより実際に三強に一矢報いようとしたステージチャンプにもスポットライトを点して欲しい。
ただナリタブライアンも加えて、こういう終わり方だったら描いて良かったと思う。
それにしてもこのアニメを見ていると馬の故障の話ばかりしている気がする。それから時系列がおかしくなる。
あらすじ
ウィニングチケットの呼びかけにより、ナリタタイシンは第七走者中継地点にやって来る。喜ぶウィニングチケットだったが、ビワハヤヒデは心労が重なり熱発を起こして競争除外となり、シンボリルドルフ生徒会長はレース全体を無効としてしまう。
ところが姉ビワハヤヒデの窮地に立ち上がったのは妹ナリタブライアンだった。ランナーより速く猛烈なスピードで中継地点に急ぎ、交代を申し出る。急遽、レース続行が決まり、最終ランナーであるウィニングチケット、ナリタタイシン、ナリタブライアンの対決となった。最初は三冠馬ナリタブライアンがリードしていたが、さすがのブライアンも準備してなかった長距離戦にバテてしまい、ナリタイシンが先頭に立ち、ウィニングチケットが追う展開。そのままトレセン学園に帰って来て最後のトラック勝負になった。そこでブライアンがスパートを掛けるが、それに合わせてウィニングチケットも一気に先頭を奪う。
しかし先頭に立つのが速すぎたようだ。一旦は最下位に落ちたタイシンが声援をバックにして巻き返してウィニングチケットとの競り合いを制して優勝!オグリキャップも完食に成功して目出度し目出度しと思われた。
そのとき、審判委員エルコンドルパサーとグラスワンダーが審議の札を上げた。そして皐月賞組ゴールドシップが脇道を通りワープしたこと、ダービー組スペシャルウィークのたすきパスミスがあり、菊花賞組メジロマックイーンの進路妨害があったため、三者そろって失格となってしまう。スピカが失格の原因になってしまったことから、スイーツ一年分はユキノビジンわんこそば完食に成功したオグリキャップに、ウィニングライブの権利はハルウララに与えられた。ダイワスカーレットに至ってはナリタタイシンを探して北海道まで行ってしまった。
(ここまで内容が濃かったため、ここでキャラソンのBNW挿入歌がかかったときに30分経ったと思っていた。珍しくPA Worksなのに外部委託したのか前半は作画が荒れていた)
BNWの真の対決は一か月後の大阪杯で行われることになった。出走馬はBNWを抑えて一番人気になったゴールドシップ、エアシャカール、ゴールドシチー、マチカネフクキタルがいた。しかしエアシャカールと隣の枠になったゴールドシップは急に怒り出しゲートで暴れたところでスタートが切られ二頭は出遅れてしまう。レースでは中団に付けたビワハヤヒデ、力を貯めているウィニングチケット、後方からナリタタイシンがその様子を見ている。勝負所でタイシンがスパートし、それに合わせてウィニングチケットが上がっていく。しかし直線を向いてビワハヤヒデが満を持して先頭に立つ。それに襲いかかるタイシン、チケット!抜きつ抜かれつの攻防も最後は顔の大きさでビワハヤヒデの勝利となった。ついにダービー以来となった三匹のウィニングライブにはナリタブライアンも招かれて花を添えた。
(どうやらPAは、後半に作画を集中していたようだ)
雑感
この大阪杯は現実のレースではなくて、ドリームレースだ。
ゴールドシチーが逃げたのは未勝利戦だけで、ここで逃げたのは疑問に思う。尾花栗毛の金髪で逃げ馬と言えば、われらがトウショウファルコだろう。
エアシャカールは準三冠馬だったが気性難というより口向きが悪かったのだろう。GI6勝のゴールドシップの隣にはトーセンジョーダンが似合う。
この世代で言うと、ネーハイシーザーも取り上げて欲しい。
次に三強を扱うのであれば、是非1976年のクラシック戦線を戦ったTTG(トウショウボーイ、テンポイント、グリーングラス)でお願いしたい。
ウマ娘プリティーダービー 第15話 BNW編 「BNWの誓い②」スマートファルコンがファルコと呼ばれていたら、トウショウファルコは何なんだ?
えっ、ソシャゲのこと?
すっかり忘れてしまった。第二期さえ放送してくれればもう良い。