インターハイ予選3回戦。綾乃の対戦相手は、中学時代の因縁の相手・薫子。以前対戦した時とはガラリと雰囲気が変わった綾乃をいぶかりつつも、自信満々で綾乃の前に立ちはだかる。挑発してくる薫子に、綾乃はにっこりと微笑んで啖呵を切り返すのだが……。
戦いは始まった。序盤から心理戦を得意とする薫子の裏にシャトルを打ち込む、綾乃が得点を重ねる。
徐々に薫子もニューバージョン綾乃に対応してきたが、地力の差は如何ともしがたく、2-0で敗れる。
初めは高圧的な薫子に批判的だった上級生も同情する中、綾乃はさらに薫子の傷に塩を塗るのだったw。
魔王覚醒である。この瞬間を待っていた。これまでの試合はウォーミングアップだったのだ。
バドミントンなんて厳しいスポーツは対戦すると、どこか人間性が欠如しても仕方がない。
綾乃はあっちの世界に行っちゃっているが、なぎさとの対戦で人間性を取り戻せるのだろうか。