体内で増殖したインフルエンザウイルスの偵察に向かったナイーブT細胞。
だが一度も敵と戦ったことがないナイーブT細胞は敵に怯えるばかりで、まったく役に立たない。
そしてついには白血球(好中球)や先輩であるキラーT細胞が戦う中、戦場から逃げ出してしまう。
自分を責めるナイーブT細胞。そんな彼を見かけた樹状細胞が優しく声をかけて……。(番組サイト)
今回の外敵はインフルエンザB型。体内細胞に感染して増殖する。それに対してナイーブT細胞は樹状細胞の働きによりエフェクターT細胞に変身して敵をなぎ倒して行く。
一週間もかかって、ようやく鎮圧したと思ったら今度はインフルエンザA型が来襲してくる。それまでの交代は全く効かず、エフェクターT細胞も元の状態に戻ってしまう。
連続してインフルエンザの異なる型に感染することはよくあること。それだけ病み上がりも注意しなければいけないということだ。
昔はインフルエンザ(感冒)に対するワクチンも薬も無かった。それだけに自己抵抗力だけで治すには時間がかかり、合併症にもなりやすかった。
今回はT細胞が中心で、赤血球も白血球も血小板も出番は少なかった。その中で一般細胞として石田彰の出番が必ずあるのは草。