愛はピーターにあって以来、いつもぼーっとしていて気がつくとピーターを思い出している。
ぴかりとテコが飲み物を回収に来たが、まだ飲んでない。ぴかりらは色々話しているが、その内容は愛に聞こえていた。
突然愛は教室を飛び出し、缶コーヒーを踏んでひっくり返り、担任におパンツが青のストライプだとバレる。
それでも以前ピーターと会った場所に急ぐ。そこで会いたいと目をつぶって念ずると、ネバーランドへの扉が開く。そこは至る所が水浸しになっていて、まるでネオ・ベネチアだった。
しばらく歩いていると高校生姿のまとちゃん先生が現れた。肩に乗ってるのは小型のケットシーだ。まとちゃんは、ここが赤子が夢に見た世界であると説明する。そしてその中で赤子は成長してピーターになったと言う。
そこへ海賊船が突然現れる。もう夢の中だからなんでもありである。愛とまとは箒に乗って海賊船に乗り込む。
そこにピーターはいた。ピーターが別の世界への扉を開けると、大きな神社があった。そこではケットシーが祀られている。愛を放置してまとちゃんはピーターと話を進めている。ケットシーの像から水が溢れ始めて、この世界を消そうとしていた。ピーターはここに残るつもりだ。思わず真斗ちゃんも側にいると言って抱きつく。すべては愛を傍観者にして事が進み、気がついた時は愛はクラスで目が覚めたのだ。
冬の部員たちを描いている第9巻のエピソードだ。それを学園祭のエピソードに混ぜて来た。まだ二つのエピソードがあるから、もう一話を使ってピーター編の完結とするのだろう。
夢とケットシーの関係は「ARIA」でもよく描かれていた。また神社もよく出て来た。
まだ途中だから評価は難しく7点を付けておく。