その頃、裕太はアカネを救うため、六花と内海を集めて、新世紀中学生と出撃する。モニター前のキーボード操作は六花の仕事で応援が内海のやくわりだ。特撮版のグリッドマンに変身した裕太たちは、アレクシスと最終決戦に臨む。アレクシスは不死の存在であり、切っても切っても復活する。しかしグリッドマンが力は攻撃でなく癒しだと思い出し、懐かしいフィクサー・ビームをアレクシスに照射する。そのときアカネの心に変化が見られ、現実に戻りたいという欲が湧いてきたのだ。それを機にアレクシスはグリッドマンとの鉄拳対決に出るが、見事グリッドマンのクロスカウンターが決まってアレクシスは囚われる。
アカネは立花に見送られてこのアンダーワールドを去り、アンチくんはアノシラス親子によって救われる。グリッドマンも元の世界に戻っていき、グリッドマンと分離した裕太はまた寝ている。起きたら、グリッドマン登場以前の記憶に戻っているだろう。
なかなか良く出来た作品だった。至る所にオマージュが散りばめられて、ウルトラ愛に満ちたTrigger ならではの作品だった。この後、4月からは漫画「ULTRAMAN」のアニメ化が始まるが、CG主体の作品なので、日本人には受けるだろうか。原作も一巻は読んだけれどそれ以上は・・・という人がほとんどの筈。GRIDMANの成功のおかげでハードルはかなり高くなってしまった。
とGridman をべた褒めしてしまったが、残念という点もある。前作がマイナーな作品だったため、それとこの作品の関係性を理解できる人間が少ないこと。かくゆう筆者も前作を見ていないので、やや内輪受けに感じられる部分があった。