「はいふり」はかなり面白い予感がする。
女子高生が入学早々自分たちだけで航洋艦「晴風」を出航させて、教官船から砲撃を受けたので反撃したら沈めてしまうとかワイルドすぎる。「ガルパン」を戦車道から艦隊に置き換えただけだが、内容はよりハードだ。第2話は教官船を沈めたあと、ドイツからの留学艦アドミラルシュペー号に砲撃されるが、煙幕を張って逃げ切る。シュペーから一人の金髪娘が逃げ出してくるが味方に打たれ、明乃は体を張って助ける。風呂に入ってカレーを食べたのもつかの間、今度はもえかの乗る戦艦武蔵から救助連絡が・・・
「のんのんびより」のあっとが画くキャラクタデザイン原案を初めに見たときは日常ものかと思ってしまった。それが全く考えなかった展開。現状について説明もなく味方から追いかけ回され、切れ目なく続く海上のサスペンス。吉田玲子だからこその脚本だろう。
「艦これ」の失敗を踏まえて作られているだけに、今後も工夫をしてくると思われる。