昨年の冬アニメ(2016.1月期)で微妙な出来だった「ラクエンロジック」の続編。同じく動画工房の制作だが、監督、シリーズ構成からタイトルまで改めて捲土重来を期す。ゲームとメディアミックスしていて、ブシロードがトレーディングカードを販売している。なお「私たち、らくろじ部!」という冒頭販促アニメが放送されており、声優尾崎由香が「けものフレンズ」サーバル役より前に主演していたことで、ラクロジ本編よりも有名になっている。
このアニメは学園ものである。「ラクエンロジック」は警察に属する合体能力者ロジカリストの話だったが、これはロジカリストになるための学校での話。
ある国のお姫様リオンが父親の反対を押し切りロジカリストになるため、ヒッチハイクまでして学園に転校して来る。最初に会ったのは実戦経験を持つ同級生ニーナで、あまりの汚れ様に寮でお風呂に入れてもらう。クラスでは弥生、かりん、かれん、ましろと出会って、能力を開花させるが暴走してしまう。ニーナによって沈められたリオンは五人と再び寮の露天風呂で汗を流すのであった。
前作は小野賢章が声の主演をしていてハーレム風だったが、今作品の舞台は女学園らしく、動画工房の得意な百合フィールドで行われる。ただし登場人物は、前作ほどでは無いが動画工房にしては多めである。(動画工房はきらら系4コママンガを原作にするのが得意)
声の主演は「NEW GAME!」(動画工房制作)でねねっちの声を演じた朝比奈円佳(あさひな まどか)である。ねねっちは主人公の友人でありながら自ら物語を動かすタイプであり、人気キャラクターだった。そんなねねっちを演じた円佳がついに動画工房の主演にまで到達した。主演だけにボケ役だけでなくツッコミ役もやることになるだろうが、どういう風にやれるか楽しみだ。
ヒロイン?ニーナ役は山村響が演ずる。前期は「喧嘩番長乙女」の主役や「フレームアームズ・ガール」のアーキテクト役など地味に活躍したが、この作品でも主役級の活躍である。元アニソン歌手だけにキャラソンでは不可欠な人材である。
他に高森奈津美、三森すずこ、小倉唯などが助演している。