誰かが死んだり倒れて第一部完は「アルドノアゼロ」の監督にありがちな展開だ。
だが今回は、前作ほどの驚きはなかった。やはり二回続けると芸がない。
本当にこれで第一部完なら、この作品の前半は前作に比べて失敗だったと言える。
アニメの監督が二作続けてヒット作を生み出すことは難しいが、これもそのパターンだ。
もっとも「こいつうぜえ」と思っていた主人公颯太がちょっとだけ働いたし、松原さんがSNSに書き込んでセルジアを一時的に復活させた辺りは良かったと思う。第三勢力のマガネ存在に、ゆとり世代はついて行けず、disられているが、個人的には面白いと思う。
ただ部品一つ一つが魅力的でも、全体がつまらない事はある。
アルドノアゼロで前半は面白かったが後半痺れが切れたのとは逆に前半つまらなくても、後半巻き返すことを祈るばかりだ。
それからマミカは後半生き返ると思う。軍服少女アルタイルだけに顕現の力が与えられているのは不公平だし、生き返った方が面白いから。