お順がある日悪戯して平蔵の食べようとしていた鮎を庭に落として
しまう。思わず叱ってしまった平蔵だったが、 お順はむくれてしまう。 五平という下っ端悪党を捕まえ盗賊団の情報を得ようとするが、
口が達者でなかなか吐かない。平蔵が五平の顔を見ると、 昔会ったことのあった。その頃は音松と言い、 義理の親父から虐待を受けていて一度平蔵に助けられたことがあっ た。しかし成長した五平が、こうなったのは平蔵のせいだと言う。 実は音松に対する折檻はその後も続いてとうとう音松は義父を刺し て逃げてしまう。平蔵への恨みは単なる逆恨みだった。 しかし五平はお順に盗賊の娘だった身の上をバラしてしまう。 お順はショックで家出する。
今回は泣ける回だった。五平役は石川界人で、
次回は名作「大川の隠居」、