三学期初日を迎えた。瑛太と陽斗は女子に対して気まずい思いをしたため、行きたくない。
振った森川と瑛太に余計なことを言った夏目も気まずい。
初日はすぐに終わり、もうすぐセンター試験なので皆は予備校へ急ぐ。瑛太は早速小宮に捕まり付け回される。夏目が謝ろうとし思っていても、小宮がいるのでタイミングが悪い。小宮は瑛太と夏目の間に何かあるとすぐ気付く。そのとき、トボトボと家に帰る陽斗を見かける。陽斗が出て来たのはゴミ置場だった。果たして陽斗はそこに自分の愛用グローブを捨てて帰ったのだ。
一方、夏目は森川と依子に捕まって一緒に帰っていた。夏目は瑛太との一件をはなす。すると依子も森川が陽斗を振ったことをバラす。と言っても夏目は大体のことは二人の様子で知っていた。森川は改めてタリーズに夏目を誘い、陽斗のことを相談する、前回は突然のことで焦って断ったけれどもっとじっくり考えるべきだったのではないかと。夏目に考え直して答えが変わるかと聞かれるが、森川は変わらないと思うと言う。しかしあれから陽斗のことしか頭の中に浮かばないとも言う。そこで夏目はもう一度考えさせてほしいと言った方が良いとアドバイスする。
陽斗は職場の先輩から草野球に誘われる。そこで瑛太を連れて行く。チームメートの一人が怪我をしたので、守備要員として陽斗が選ばれるが、グローブは学校に捨てたままで人のグローブも使いにくい。すると瑛太が陽斗のグローブを捨ててあったから拾ったと言って渡してくれた。そして早速変わったところにボールは飛んで来た。ライト陽斗は背走一番、こけてもボールを離さなかった。
それで勝っていたら美談なのだが、結果は惜敗。残念会は4時から中華料理屋でビールと焼きそばだ。さんざん盛り上がって解散。瑛太はバスを待っていると、夏目が現れた。ようやく二人きりになって互いに謝ることができた。しかし夏目は何んでああいうことを言ったのかと核心をついてくる。それを無視して夏目の代わりに瑛太はブザーを押してやる。夏目は続けて、陽斗との関係もはっきりさせるつもりと宣言する。
敗者復活戦に勝ち上がった陽斗、森川との再戦はどうなるのか。また夏目も陽斗にアタックするようだが、受験生だから森川待ちかな。最後に忘れてならない小宮、瑛太が夏目に振られたら漁夫の利を狙って動くこと確実。
でも経験上言っておくと中三の時、好きな子ができるだろう。3年間ろくに喋らず何もできずに悶々として、高三になって焦って告白することがあるけど、別人になっていたよ。同じ人間だと思っているのは妄想でしかなかったんだよ。たえずグループ交際をしていれば、キャラクタの変化は掴みやすいけど、交流がないと妄想だけで突っ走ってもすぐ別れる。
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