桐山は林田先生に、ひながいじめを受けていることについて相談する。先生はいじめを受けている本人の気持ちを尊重しろと言うが、桐山はどこかズレていて、ひながフリースクールに入ったり、訴訟沙汰になる時の銭勘定しか頭にない。
そうして迎えた某棋戦準々決勝の一局で桐山は負けてしまい、かつて誰も見たことがないほど悔しがる。勝負より準決勝に残ると対局料が跳ね上がるからだ。二海堂は勘違いして、やる気になってくれたことに感激し、桐山の家を訪れ10番勝負を戦う。
ある日、あかりから桐山は呼び出されて、大安売りの買い物を手伝って荷物を家まで運んで行く。誰もいない家では、あかりが相米二爺さんとは違って、正義なんてどうでも良いから逃げて欲しかったと泣きながら告白する。
いよいよ面白くなった。林田先生はタメになることを言っているのだが、今の桐山にはちょっと難しい。しかし色々な人の意見を聞いて、確実に大人になると思う。
ただニャー将棋の出る番がないのは少し寂しい。