修学旅行以来、教室の空気がさらに悪化してきた。しかし矛先は、零のおかげでひなが堂々と自己主張するようになったために、より弱い立場の者すなわち担任教師に向けられる。(正確には担任は自分が非難されているように感じ) 怒った担任はクラス全員に説教した挙句、倒れてしまう。
担任は二度と学生の前に現れることはなかった。そのかわり学年主任国分がクラス担任を兼ねることになる。
国分は早速当事者の三者面談を実施する。あかりは、相米二爺さんが代わりに行くというのを騒ぎが大きくなるからと止めて、自分でひなと行くことにした。行きしなに景気づけのため美味しいものを食べたのが悪かったのだろうか、いじめっ子高城の母がモンペだったもので、その母に直接会って捲し立てられ固まってしまったあかりは敢えなく保健室で休むことになる。
しかし国分は長い教師経験から真相を見抜いていた。高城母がイジメの証拠を見せろと言うと、いじめられた者が立ち上がっている以上あなた方がいじめなかった証拠を示す立証責任があると論破する。
主人公桐山零抜きのこの回は案外あかりがヘタレであることが明らかになる。水商売のバイトをしていながら、ここという特に弱い。やはり美咲叔母さんに来てもらう方が安全だったw。
それに比べてひなは、ひょっとして弁護士抜きでも裁判を戦えるのでないかと思うほど強くなった。
担任教師は事なかれ主義だったが、ひなが高城に食ってかかってくると、担任の無為を高城は逆に責める。結局、母親の威光を借りた高城に舐められて、ひなからは正論をぶつけられその間で壊れてしまったのだ。この辺りは大原さやか渾身の演技だ。
さらにいじめっ子高城を演じた悠木碧とその母新井里美も全く悪いと思っていない演技は凄かった。
さあ、主人公は今回次回予告だけ登場したが、来週に存在感を取り戻せるか。
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