冬至はユールと言って北欧神話におけるクリスマスに当たる日。今年チセの前に初めてユールの妖精が現れた。
エリアルとチセはユールの支度を急いで始める。雪の野に出て赤い実を取ったりしていると、ケンタウロスが妊婦を乗せてやって来た。エリアスはチセに身を隠すように伝える。巨乳妊婦はイチイの実を拾って帰って行った。彼らは死神の一種だそうだ。
夕方になって日が傾いて来て、雪の原野は幻想的な風景を見せる。チセは綺麗というと、エリアスがこれが綺麗というのかと言い、メモメモしてる。
エリアスは夜もノリノリで、ヤドリギの下でキスする習慣があるけどやってみる?と尋ねる。嫌とも言えずチセは膝まづいてと言って、鼻の頭に軽くキスする。お返しだと言ってエリアルはチセの頰を唇のあった場所を押し付けて、満更でもなさそうだ。
早朝、チセが早く目覚めると伝書鳩がやって来て、手紙を届ける。それを見て外出着に着替え、エリアスの隙をついてクリスマス商戦たけなわのロンドンに向かう。そこにはアリスが待っていた。早速ランチタイムだ。女子会だが二人とも食べる食べる。
どうやらアリスはレンフレッドへのクリスマスプレゼントを探すのを手伝って欲しいらしい。しかしチセもクリスマスプレゼントを選んだ実績は皆無だ。二人で頭を悩ましていると、ケンタウロスの運び屋ヘイゼルと出くわす。悩みを打ち明けると、普段使いしているものが良いと言ってくれる。
二人が勇んで買い物に出かけると、アリスは昔のダチと出会ってしまい、金タマを蹴り上げて逃げ出してくる。川のほとりでチセはアリスの半生について教えてもらう。親からヤクの売人として育てられ、レンフレッドが助けてくれたこと。それでもレンフレッドが信用できなかったが、ある日事件が起きてそれ以来二人の信頼関係は強固なものになったこと。
アリスと別れてチセは自宅へ帰って来た。エリアスが帰りの遅い娘を待つ父親のように玄関の中で待っていた。まだクリスマスイブイブだったが、チセは買ってきたすかさずクリスマスプレゼントを差し出す。するとエリアスもチセのためにテディベアを作っていてくれた。
ロンドンでアリスとぶつかった少年が雪道を進むと謎の妖精「」にあってしまう。一体この少年の運命は如何に。
今回はバトルの前の静けさかな。チセも親しく喋れる相手が増えてよかった。
次回は今回モブだったキャラがメインに化ける。灰の目は相当手強そうだ。
関連