根岸Sは東京競馬場、雪の影響はあまり無く晴れのダート重馬場で行われた。
サンライズノヴァ、カフジテイク、キングズガード、アキトクレッセントの関西馬4頭が一番人気から四番人気までを占めた。5番人気は浦和へ転出したブルドックボスである。
そんな中、大外から追い込んだ関東馬(6番人気)の騸馬ノンコノユメが、見事サンライズノヴァとの首の上げ下げを制して鼻差勝ちした。勝ち時計は1分21秒5でレコードである。上がりも34秒2と最速。かつてユニコーンS、JDD、武蔵野Sと三連勝したほどの馬だったが、スランプに落ち、三年ぶりの勝利。道中押しっぱなしだったから、展開次第だが、大外枠も良かった。
二着のサンライズノヴァも追い込んだのだが、後からノンコノユメに差された形。
三着には体重増で出遅れたカフジテイクが何とか間に合った。
前半1000mが57秒8とハイペースだったので後方勢同士で決まった。
本番のフェブラリーSは二着、三着の方が良くなると思う。
同日、シルクロードSが京都競馬場で行われた。雪混じりの天候の下、芝良馬場、ダートやや重馬場だった。
パドックでは体重増のファインニードルがバカによく見えた。一番人気ダイアナヘイローはパドックでチャカ付いていたが輪乗りで急にしぼんだように元気を失ってしまった。
レースはGI馬セイウンコウセイが先手を取り、ファインニードルが二番手に付け、直線を向くと残り200mでファインニードルが先頭に立ちそのまま抜け出してしまう。勝ち時計は1分8秒3、上がりは33秒9である。
二着に粘ったセイウンコウセイはトップハンデ58キロを背負っていたし11月京阪杯以来のレースだから仕方がない。復調していると考えて良さそう。
三着にはオープン勝ちがあるが人気薄のフミノムーンが追い込んで来た。上がりはメンバー1番の33秒4。
上位の枠順は1,4,2。アドマイヤムーン産駒が1,3着に入ったことからもやや力の掛かる馬場だったことが分かる。
4着のカラクレナイは見せ場は作ったが、7枠が痛かったかな。本番高松宮記念に期待。