日曜日、京都競馬場芝良。
4才メイショウテッコンは菊花賞以来の休み明けで太っている。これは要らない。
レースはこれも菊花賞以来明け4才アイトーンが皐月賞以来の逃げを打つ。これが前半1000m58秒3の猛スピードになってしまい、先行したロードヴァンドール、サラスと一緒に向正面~残り1000mで急失速する。その代わりに引っ掛かってしまったのがメイショウテッコン、勝ったラジオNikkei賞でもハイペースで引っ掛かった馬だけにペースが急に遅くなると武豊も持って行かれる。残り3Fまでペースを上げてしまって、結局失速する。直線で先頭に立ったのは道中内で辛抱していた一番人気グローリーヴェイズ(デムーロ騎乗)。中からマークしていた三番人気シュペルミエールとの差が詰まらなくなると、外を回った5番人気ルックトゥワイスが追い込むが、半馬身届かない。
優勝は4才グローリーヴェイズ、あの展開で内枠で動くに動けず四角で前が空いたのは運が良かったが、差が詰まったのは馬が空を使ったから。ディープインパクト産駒で菊花賞は出遅れ5着と、スタートさえ良ければGII級だ。勝ち時計は2分26秒2(上がり36秒8)と例年と比較すると、随分掛かっている。
2着のルックトゥワイスは、準オープンをようやく勝って6才で本格化してしまった。ステイゴールド産駒だから成長力はありそう。
3着もステイゴールド産駒の6才シュペルミエール。この日は力の掛かる馬場だったと言うことだ。
4歳が強いと言われていたが、2着から5着は6歳勢が独占している。まだまだ長距離戦では経験が物を言う。
メイショウテッコンは、掛かったときに無理に抑えてもいけないと思ったのだろう。一本調子の馬だから、2400mは向いていない。フィエールマンに勝った小回り1800mがいちばん良いんじゃないかな。