2018年冬 アニメ 宇宙よりも遠い場所

宇宙よりも遠い場所 第9話 「南極恋物語(ブリザード編)」 また泣ける回だった

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肉が食べられなかった鬱憤を艦上体育で晴らしていたJK4人組の前に財前敏夫隊員が現れ、突然愛の告白した?!
 
コックの弓子が間に入って話を聞くと、敏夫はどうやら隊長のことが好きになったらしく、報瀬が隊長と知り合いと聞き、取り持ってもらいたいと考えたようだ。しかし報瀬が会ったのは小さい頃がほとんどで詳しいことは知らない。
ちょうど動画再生回数が落ち込んだと知らされていたので、日向は隊長に直接インタビューして私生活について聞き出すことを思い付く。
報瀬をインタビュワーに起用しようとするが、彼女は拒否する。残りの三人でインタビューすると、好みのタイプは雲みたいな人だと言う。その話をしても敏夫や弓子は意味がわからない。報瀬は隊長が昔、雲はすごい、掴めないのにいつもそこにあると言っていたのを思い出す。
 
一方、船長は隊長と報瀬のギクシャクした関係を心配する。艦上体育の時間、報瀬が流氷に乗ったペンギンを見つけて「ペンギン!」と叫ぶと隣に隊長がいた。昔から2人ともペンギン好きと言う共通点があったのだ。
隊長は思い切って自分のことを恨んでいるか尋ねてみた。報瀬は建前では仕方なかったと理解を示したが、本音では隊長とどう接して良いか分からなかった。ただ報瀬の毎日は変わらず母親は帰ってこない。変えるためには南極へ行くしかなかったのだ。
そのとき、定着氷にぶつかった(ラミング)。いよいよ砕氷が始まった。かつて敗戦国だった日本に割り当てられた南極観測地域は、氷の海が長く続き接岸が難しいとされていた。それを日本中からの寄付を募り、国産技術と努力で氷の海を打ち砕いて、南極に達したのだ。その名残で今も接岸には苦労する。
 
夕暮れ時に一人で隊長は貴子の最期を思い出しながら泣いていた。無線がやっと通じて聞いた最期の言葉は空がきれいだった。その後ろ姿を敏夫は見て、想いは永久に届かないと悟る。その代わり、慰めてくれた弓子に乗り換えようとするw。
ついに一時接岸し、JK4人組が選ばれ取材がてら降り立つことを許される。
誰が最初にタラップから降りるかで迷ったが、報瀬ら4人は手を繋いで一斉に降りる。報瀬は南極に降り立った興奮で、今まで出来るわけがないとバカにされてきた連中に対して「ざまあみろ」と連呼した。そして隊員全員も思いは同じで、「ざまあみろー」と一斉に叫んだ。
Cパートは、結月の母から急なメールが入ったようだ。久々に結月回かな。
今回は大泣きに泣いた回だった。日本が戦後背負って来たものと、報瀬たち民間隊員が背負って来たものが一致した。
貴子を巡る物語は、「南極物語」の太郎次郎(犬)にも通ずるものがある。そんな中、貴子役の茅野愛衣の使い方が上手い。
脚本家花田十輝の確率変動は続いている。このまま最後まで持って欲しい。
でも最後の「ざまあみろ」は、JKの動画配信には使えないだろう。日本人はこう言うことをやると絶対炎上する。

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