森子が桜井家でシャワーを浴びているシーンから始まる。どうしてこんなことに?!
桜井がリリイだと告白した後、森子はフリーズしてしまう。頭をコロコロでリセットしていると、桜井は騙したようになってしまい申し訳ない、責任を取ってネトゲを辞めると言い出す。これには森子も慌てて、わざとじゃなかったのだから、これからも良いネトゲ友達でいましょうと答える。しかしその一言が桜井にはダメージを与えたようである。
次の日から桜井はログインしなくなり、森子=林はネトゲをしていてもどこか上の空。ボス戦で失敗してしまい、カンベに怒られる。
一方、桜井は花金の夜、小岩井を連れて飲みに行き相当荒れてしまい、ペラペラ事情を話してしまう。翌日すっかり記憶を失っていた桜井は自宅で目覚めてテーブルの上に公園に来いとの小岩井のメモを発見する。急いで公園のベンチに行くと、そこにいたのは同じく小岩井に呼び出された森子だった。
お腹を鳴らす森子を見て、桜井はコンビニに連れて行く。しかし店員に「まさか恋人同士」と弄られて、森子はそんなのじゃありませんと飛び出してしまう。
桜井は森子に追いつくが、ちょうど雨が降って来て、森子を部屋に連れ込み、シャワーを貸したのが冒頭のシーンである。
1時間ドラマだったら冒頭のシーンから回想に移っても30分経ったところで冒頭に戻ってさらに先へ進むものだが、今回はそこで終わりだった。30分アニメだから仕方がないかもしれないが、将来のドラマ化を念頭に置いているかもしれない。
冒頭を除くと、桜井が森子のお友達でいましょうを拒絶の言葉と受け取った理由をはっきりさせた方がいい。視聴者には将来の受諾の言葉に聞こえたからだ。
おそらくニートである森子は自信を喪失していて、桜井が強気でガシガシ行くと腰が引けてしまうかもしれない。だから、優しく接して森子の自信を取り戻す方向に導いてやる必要がある。要するにリハビリを要するのだ。
その辺は小岩井はよくわかっているようだった。
脚本は五点中四点だが、他は満点の回だった。これで最終回になるが、オリジナル脚本で行くんじゃないかなあ。